Short (1)

□エース様からの甘い贈り物 *
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後ろから高尾を抱き締めて、そのままズブッと自身を挿入する。やはり中は完全に解れていないので奥まで挿れるのはまだキツいが、そのキツささえも今は悪くないと思う。

「ふっ…、ぁぁッ…!」

高尾はオレの腕を掴んで、キツい圧迫感に耐える。やはり何度か性行為を致した事があったとしても、大した前座をしていなければ痛いのだろう。
オレは高尾の艶かしいうなじに舌を這わせて、少しでも快楽を与えようとした。

「やっ…ぁぁ…!首っ…、くす…ぐった…い!あぁっ…」

「気持ち良いのは首だけなのか?こっちはどうなのだよっ…」

「ひ…ぁ…!あぁっ…ん、ん…!」

ズブズブと徐々に奥へと侵入させながら、空いてる手で胸の先端を再び弄ってやる。すると、高尾の中がオレの自身をぎゅうっと締め付けた。こうされるのが気持ち良いのだな。

「ふっ…、随分と気持ち良さそうだな?高尾…」

「真…ちゃ…ん…!やぁっ…、乳…首…弄ったら…おかしく…なるぅ…!はぁっ…はぁっ」

「好きなだけおかしくなれ。お前はそれを望んでいたのだろう…?」

「んん…ぅっ…!あ…!」

うなじにも強く吸い付いて紅い印を付ける。高尾の肌はとても綺麗だから紅い印がよく栄える。

それにさっきの刺激により中も徐々に解れていって先程よりも苦しくなくなった。オレは腰を揺らして高尾の中を攻め立てる。

「ふぁっ…!ひ…ん…ちゃぁ…!」

ジュブジュブと厭らしい水音が部屋中に響き渡り、高尾の中は更に強くオレの自身を締め付けた。
音が響いただけでもこんなに感じてしまうのか。全く…本当に淫らな奴なのだよ。

「どうした?高尾。気持ち良いのか…?」

「う…ん…!ここ…突かれるのっ…、気持ち…良いっ…」

「そうか、此処も硬くなっているな」

グリグリと指先で強く高尾の自身を弄ると、そこから透明の蜜がトロトロと零れる。喘ぎも段々と甲高くなっていく。

「ん…ぁっ…!ふぁ…!気持ち…良い…!あぁっ…!し…んちゃ…ぁ…」

「高尾…!」

腰の動きも激しくしていき、高尾の中を何度も何度も出し抜きをして貫く。そして高尾の敏感な所を探り始める。

「あ…ぁ…!」

「お前は確か…此処が敏感だった筈なのだよっ…」

「ッ…!!」

最奥を叩き付けるように抜き差しを繰り返すと、高尾の身体は激しくビクビクと震えた。

「はぁっ…!ぁ…!ふ…ぇ…真…ちゃん…!あぁぁっ…」

快楽に身悶えている高尾の瞳から涙が零れ落ちた。その涙を指先で掬って、耳元に口付けを落とす。

「高尾…、気持ち良いか…?」

掠れた声で囁くように問い掛ければ、高尾は必死にコクコクと頷く。

「う…ん…!そこ…好き…ぃっ…、もっと…ちょー…だい…!」

そして蕩けた表情で淫らにおねだりをされる。

オレは高尾の顎を掴んで強引にこちらに向けさせ、啄むようなキスを数回繰り返す。

「んんっ…!ん…ぅ…」

「ッ…、ん…!」

「ふぁっ…!ん…ぅ…、はぁっ…」

ゆっくり唇を離して高尾の耳元で再度、甘く囁いてやる。


「ああ。和成の欲しいままに…与えてやるのだよ」


「……!」


名前を呼んだ時、高尾の瞳から再び涙がぽたぽたと零れてきた。

その事に少し動揺したオレは高尾の身体を優しく抱き締めてやる。

「ど、どうしたのだよ…!急に涙を流して…。な、名前を呼ばれるのが嫌だったのか…?」

もしそうだと言われたら正直、ショックを受けてしまう。だが、高尾はブンブンと首を横に振り、違うと否定する。

「ち、違うよ…!真ちゃんに名前を呼ばれるのなんて…初めてだから…!な、なんか嬉しくなっちゃって…!」

そういえば、高尾の名前を一度も呼んだ事がなかったな…。その事に気付いた途端、急に気恥ずかしくなり、オレは顔を紅潮させた。

「お、大袈裟なのだよ…!お前は…」

「全然…!大袈裟なんかじゃねぇよぉ…!」

「な、名前くらい…、また呼んでやるのだよ…!だから…泣くな…」

「う…?ふ、ぁ…!?」

ぐるりと高尾の身体をオレと向き合うように変えさせて、目尻に舌を這わせて涙を拭ってやった。

「お前は泣くより…笑顔の方が…ずっと似合うのだよ…!」

「真ちゃん…」

「だから…嬉しいなら笑え…」

ちゅっとリップ音を立て、額に口付けると、高尾は涙を零しながらもふにゃりと間抜けな、でも嬉しそうな笑顔を見せた。

「へへっ…」

「それで良いのだよ。馬鹿め…」


ギュッと大切な物に触れるように高尾を抱き締める。そして高尾も"好きだよ…"と呟いて、背中に手を回した。




「あっ…、んん…!真…ちゃぁ…!」


「はぁッ…、和…成…!」


「やっ、ぁぁ…!」


敏感な所を執拗に突き上げ、高尾を快楽の波に溺れさせる。高尾も、もう痛みなんて感じないのか、自分からも積極的に腰を上下に動かしている。

互いの熱が混ざり合っていて、最早どっちがどっちのなんて分からなかった。


「真…ちゃぁ…!やばい…、オレ…気持ち…良くて…おかしくなる…ぅ…!」

「くッ…、はぁっ…」

「真ちゃんが…、もっともっと欲しい…よ…、あぁっ…ん…!はぁっん…!」

高尾が欲しがるままに激しく腰を動かす。そして目の前にある胸の先端におもむろに口で含んで、舌を這わせてやると、高尾の自身はビクビクと気持ち良さそうに震えた。

「ふぁぁっ…!ぁっ…、んん…」

「和成…、もう限界そうだな…、此処が震えているぞ…?」

「らって…ぇ…!き…もち…いいっ…、ンァ…!」

「そうか…。なら、これならどうだ…?」

「ふぇ…っ、ぁぁ…!」

快楽に身悶えていて、顔がぼんやりとする高尾の胸の先端に、ショートケーキのクリームをベットリと付けた。
そしてそれを貪るように吸い付き、味わうように舌で舐めとる。

「ひゃっん…!真…ちゃ…ん…!ぁっ…、そんなに吸っちゃ…らめぇ…!」

「お前の此処はケーキに負けないくらいに甘いのだよ…。何度でも味わいたくなる…」

「あぁっ…、しんちゃんっ…、しん…ちゃん…」

「だが、お前も味わいたいだろう…?」

ちゅっと胸の先端から舌を離して、先程のケーキを自分の口の中に含んだ。

「口を開けろ、和成。また食べさせてやるのだよ…」

「あ…」

高尾は物欲しそうな瞳でケーキを見つめ、自分の欲望のままに口を開けてオレの口内に舌を挿し込んだ。

「んぅ…!んっはぁ…!んんっ…」

夢中になってケーキに舐め取っている間に、再びグチュグチュと卑猥な音を立てて高尾の中を犯す。

「ふぁっ…!んぅ…!んむぅっ…!」

高尾は突然動いた事に驚いて唇を離そうとしたが、そんな事はさせなかった。後頭部をガシッと押さえ付けて、深い口付けを交わしながら腰を上下に動かす。

「んんっ…!んむ…!ぅぅっ…、んんんッ…!」

最初は苦しそうな表情をしていたが、何度か角度を変えながら舌を絡ませると、気持ち良さそうに蕩けた表情に変わる。
そして生クリームの味がする互いの舌を舐め合いながら何度も強く高尾の中を貫いた。

「んっ…、ふぅっ…!ふぁぁっ…ん…!ひん…ちゃっ…」

「んっ…、和…成…!ッ…!」

「オ…レ…、もぅ…、イッちゃ…ぅ…!んんっ…、も…イキ…たい…!」

「ああ…。オレもだ…」

何度も互いの肉がぶつかる音を響かせて、高尾の中を貪るように犯す。とうに限界が近付いているのか、高尾は切羽詰まった表情でねだる。

オレは腰の動きを更に強くして、再び高尾の最奥を叩きつけるように抜き差しを繰り返してやる。


「あぁぁっ…、真…ちゃんッ…、あぁっ…!!」


「和成…」


高尾が絶頂を迎える瞬間、オレは優しく高尾の名を呼んだ。すると高尾は一瞬、幸せそうに微笑んで、そしてすぐ意識を手放したのだった――。
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