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□俺が希望を見せてやる
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狛枝は、不思議だ。
変わり者と言ってもいい…でもそこが魅力的で俺も
気付かないうちに狛枝の
ことが気になっていた。

絶望や幸運、希望という
言葉をよく口にする狛枝。毎回毎回、希望を求め続けそれでも手に入れられないから自分自身を見失うこともあるのだと思う。


「日向…ク…ン…」

俺は狛枝の詰まった声に
我に返った。

「ん…ちょっと考えごとをしていただけだ。」

考えていたことは狛枝には言わないでおいた。
そう…俺と狛枝は今は行為中なんだ。狛枝が詰まっている声を出しているのは
その理由で…

「日向クン…頼むから、さ…焦らさないで…よ」

ベッドの上に狛枝を寝かせ脚を開かせた状態にし固定しておいた。
俺はその正面の椅子に座りバイブを挿入されている
狛枝を見つめていた

「はは…日向クーン…ボクなんかが頼むのは…おこがましい…けど…こんな刺激じゃ足りない、よ」

密かに涙目になった狛枝は浅く腰を振った。口調は
相変わらずだけど…素直なのは狛枝の良い所だ。

「わかった…わかったからあまり声は出すなよ?
鍵はかけているけど此所は俺のコテージだ…声をあげたらみんなが来るからな」

呆れたように言ってみるも全く聞いているようには
見えず嬉しさに笑みを浮かべている。


「ん…じゃあ日向ク…の
ちょうだい?ボクだって
我慢したもん…ね?いいでしょ日向クン…」

「いきなりかよ…でもまぁ仕方ないな…」

「流石日向クンだね…嬉しいよ」

子犬のように微笑む狛枝。
つい「可愛い」と呟いて
しまえば照れくさそうに
狛枝は頬を赤らめた

肌の色が白い狛枝は女子にも負けないくらい綺麗だ…だから顔を赤くしたのも
分かりやすかった。
心の中でそんなことを思ってしまった自分に少し恥ずかしくなり、つい苦笑を浮かべることになってしまう

「じゃあ…ゆっくりするからな?」

自らの下半身に纏っていたズボンと下着を床に脱ぎ捨てベッドの上の狛枝に跨がるように馬乗りになり自分のものを宛がった

「別に激しくても構わないのに…でもまぁいっか…」

挑発的な態度をとるが
とにかく早くしろ、とでも言いたげに真っ直ぐに俺を見つめてきたものだから
俺も我慢ができずに...

「ん…あっ!」


狛枝の中に委ねてしまった
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