05/12の日記

21:46
会津への小さな旅(5)
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お宿に向かうために先程来た道を戻ります。

西側の堀、鯉が沢山います。

御近所の方でしょうか、おじいちゃんと孫娘が鯉に餌をあげてました。

車道との間に縁石があるだけなので突き落とされれば確実にドボンといきます。(笑)




お宿に行くまでに出来れば更にもう一つ回りたいと思っていた場所へ向かいます。(もちろん計画的にです。(^_^;))

それは阿弥陀寺。

斎藤さんのお墓です。

阿弥陀寺東というバス停で降りればいいのかなと思いバスの停車ボタンを押しましたら、運転手さんが、

「道路工事の為、通過します。次の停留所で下りて下さい。」

と言いました。

えー、と思いましたがバスはそのまま阿弥陀寺の正面?を通り次の七日町駅前に停まり私達は下車。

遠かったらどうしようかと思いましたが、はっきり言って激近でした。

駅の通り挟んで斜め前、という感じでした。(^_^;)

降りた七日町駅はとても可愛い駅でした。
(やじるしの方向に線路が走ってます。)



会津若松駅の一つ隣の駅です。


さて時刻は17時をちょっと回ったところ。

本当のお寺なので観光施設のように17時で閉所というわけではないだろうな・・と思いながらそのまま敷地内に入りました。

お坊さんやお寺関係者の姿はまったくなく、いったい斎藤さんのお墓はどこにあるのだろうかと歩き続けるとすぐに人を発見!(どこかの御夫婦で思いっきり観光客のにおいがしました。)

ので、たぶん斎藤さんのお墓を見に来たのかなぁ〜と思いながら近寄ると、立札(看板)とともに新撰組三番隊組長斎藤一の墓と書いてありました。

斎藤さんのお墓とありますが墓標は藤田家の墓です。
時尾さんもご一緒に眠られているのでしょうね。

斎藤さんからすればお前誰だと言われそうですが私は興奮MAXです。



やっと来たよ!斎藤さん!!




と、心の中で叫んでました。


前の御夫婦がお墓の前から御三階の方へ移動したので、すかさずお墓の前に移動しました。



京都で買ったお線香を数本取り出し左手に握り、先程買った100円ライターを出そうとカバンの中をごそごそとやっているうちに左手に力が入りお線香が粉々に粉砕。(笑)

気を取り直しお線香をあげました。





変なもので斎藤さんに私の名前を報告するときは土岐武尊で報告しました。

斎藤さんとの関わりは【るろうに剣心】という一つの漫画が始まりだったという事。

その中の斎藤一が自分の目の前に眠っている斎藤さんとはもちろん別人、というか片方は架空の人物であろうとも、それが私を会津の地まで足を運んだ原因であり、斎藤さん達新撰組が未来に託した新撰組の心を少しでも受け取り感じられればと思ったこと。


感謝の報告をさせて頂きました。


ずっとずっとこの場所でいろいろ語りかけたい事があったのですが、連れがお疲れのようで・・(^_^;)。


仕方がないのですぐ前の御三階と本堂をサラッと通りまして宿へ向かいました。


お墓の写真を撮るなんてちょっと抵抗があったのですがこんなに沢山の人に写真を撮られているお墓なんてあまりないですよね。


うるさくしてすみませんとちょっぴり謝って来ました。





当初最初の宿は会津若松市内のビジネスホテルでも、と考えていたのですが、市内の地図を見て、

「斎藤さんのお墓にすぐの場所がいい。」

と思いまして今夜の宿を決めました。(理由はそれだと連れには内緒です。)




(斎藤さんのお墓は御三階(左)と本堂(右)のすぐ前です。)



夜中・・


七日町はとても静かです。

私のマンションの近くは阿呆どもが夜中にパラリラパラリラと道路を暴走することが多くてイラっと来ることもあるのですが、本当に会津若松の町は静かで心休まりました。

就寝で部屋の電気を消すと月明かりがとても明るかったです。

思わず障子を開き、網戸を開いて月を仰ぎみれば丁度真南ぐらいの高さに昇ってました。

雲一つない夜空に満月より少し欠けた明る過ぎる月。



思わず自分の書いている夢小説を思い出ししばらく月を見上げてました。






本当はこんなに月の光はまったく反射してないんですよ。

もう輪郭くっきりだったのですがカメラでどれだけ頑張ってもこれしか撮れませんでした。



つづく

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