小説
□26章
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部屋中に漂う青臭い匂い…その部屋にはグレンに半殺しにされた男達が倒れているほか、どろどろに汚れた床と同じくどろどろに汚れたノエルが横たわって居た。
「ノエル! おいノエルしっかりしろ!」
グレンは白濁色の体液に穢されたノエルの身体を抱き抱えて名前を呼び続けている。
「あ…グレン…やっぱり来てくれたんだ…」
朦朧としていたノエルはグレンの顔を見て安堵の表情を浮かべた。しかし直ぐに苦しそうに懇願し始めるのだった。
「あ…おねがっ…この紐取って!!」
「紐…?」
グレンが確認すると、ノエルの陰茎の根本には射精を禁ずる為の紐が巻かれており、陰茎は痛々しく真っ赤に染まっていた。あまりの痛々しさにグレンは顔を歪めた。
「ちっ…悪趣味なことしやがる」
グレンが紐をほどいてやると、今まで禁じられていた分の精が勢い良く放たれた。
「出るぅぅぁぁッ! はああぁぅ…はあはあ…」
「おい…大丈夫か!?」
ノエルはそのまま意識を失った。