shortstory
□一番は君!
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「涼太、寝てるの?」
風呂をあがってリビングに来ると、涼太がソファーで眠っていた。
「・・・・・・」
思えばこうやって間近で見る機会は少ないかもしれない。
やはりモデルの顔つきだ。
身長はもちろん、足も長いし顔も整っている。
(本当に僕でいいのだろうか)
不安になって思わず涼太の頬にキスを落とす。
こうでもしないと気が紛れない。
「何をしてるんだ、僕は・・・」
そして
僕が仕方なく涼太の足元に座り、テレビを点けようとした時。
「赤司っち」
突然自分にかかる重み。
そのまま押し倒され、ようやくコイツの顔を視界にいれる。
「お前・・・っ起きてたのか!」
「まさか赤司っちがあんなかわいいことしてくれると思ってなくて!」
思い出し赤面する。
確信犯か!!
「退け!重い!」