shortstory
□まだ花の無い君
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放課後、なかなかミーティングに来ない赤司を捜しに来たのだ。
アイツが部活に来ないなんて滅多にない。
俺なりに心配はしていた。
なのに赤司は、教室に残って呑気に将棋を打っていたのだ。
「・・・何をしているのだよ」
「将棋だよ。ミーティングだろう?先に行っていてくれ」
「なっ、」
何を言っているのだよ!!
「お前は主将だろう。他の部員に示しがつかない!第一、お前がいなければ何も決められないだろう…!」
「まあそういうな。休憩だよ。ほら、
一局願おう。緑間」
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