dream

□嫉妬
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私の彼氏、不破真広は














・・・物凄くカッコいい。







「あの!真広くん!」

「あ?」

「こっ、これ・・・
頑張って作ったから・・・」

「ん?あぁ、さんきゅ。」

「―――!!」

パァー!と明るくなる女の子。
どうやら真広に手料理を渡したらしい。

ちらっと横目でその女の子を見れば、
友達か誰かに「よかったじゃん!」などと
とても楽しそうに話している。

まぁこんな感じのが毎日あるのだ!!


『・・・て、おい自分。
何か真広が子供で自分の子供を
自慢してる見たいじゃん』


そんな事をボソボソ呟いていたら
ハッとした。
『真広はどこ行ったんだろ・・・』


手料理を渡されて、私が余計なことを考えていたら
真広がどこかに行ってしまったのだ。

『あれ・・・?どこ行ったんだろ?』

と、呟いていたら

ゴッ!
と言う鈍い音が私の後頭部に響いた。

「ちょっとごめんね」

と、言う男の人が最後に見えただけだった。







『ん・・・んんん!?』

目が覚めたら私は口にガムテープが。

「あ、起きた?」
「いや起きてるだろ」

と、ケラケラ笑う男子たち。
何事よ・・・。


「なぁなぁ!
君、名前ちゃんでしょー?」

「結構モテるよねー!」

「間近で見るとほんと可愛いねぇ」


・・・気持ちが悪い。
そう思いガムテープを剥がそうとすると、

『んんっ』
手首が縛られていた。


「ねぇねぇさっきさぁ
不破真広の事ずっと見てたよね。」

「女の子に料理もらってたね」

「名前ちゃん嫉妬したでしょ?」

「すごい顔してたよ?
嫌そーな顔。」

「ね?当たりでしょ?」

「って言っても、喋れないか!!」

あはははは!と声を上げて笑う男子達。

『うっ・・・うぅ・・ん・・・んっ!??」

「あ?やっと気づいた?」


今更ながら気づいた、
私は服を着ていない。下着だけだった。



『ん・・・んん・・・!?』

今度はパシャパシャと写真を撮られた。
何で!?

「んー10枚でいっか。」

『んー!んんんー!』

「まぁそんな物だろ
てか名前ちゃんで4人目か」
「そうだなー」
「道のりは長かったなー」


何が道のりだよ!
と言うか私以外にもこんな被害を受けているらしい
私以外で3人か・・・計4人・・・

「じゃーガムテープ外すね」

『ふはっ!げほっげほっ』

「これ、ばら撒かれたくなかったら
不破真広にこう言ってね」

これ、とは恐らくさっき撮っていた
私の下着姿の写真だろう。
一体なにを言えばいいんだろうか。

「真広なんて大嫌い。」

『え!?』

「あの女の子に嫉妬してるんなら
不破の事が好きってことでしょ?」

「でも嫉妬する名前ちゃんなんて
不破は嫌いかもしれないよ?」



『そ・・・そんなぁ・・・』

真広・・・嫉妬する私なんて
嫌いなのかな・・・。


「んじゃ、着替えたらもう行っていいよ
じゃあ最後にお見舞い。」


ゴッ・・・ドン、パン・・・ドドッ

『・・・っはぁ・・・はぁ・・・』

「ごめんねー俺らドSだからさぁ」
「そーそー。」


そう喋る男子を無視して
早急に着替え、倉庫?みたいな所を出た。

『真広ぉ・・・』

そう呟いて真広の家に向かった。



ピンポーン

ガチャ

ドアが開く音がした。

「はい。
あ、名前さん・・・どうしたん・・・え」

ドアには真広の妹の愛花ちゃんが出てきた

『?どうしたの愛花ちゃん』
「真広っ!」

愛花ちゃんが真広を呼んだ。
どうしてだろう。

「どーした愛花?」
「真広、私は一度失礼します。」

そう言ってどこかに行ってしまった。

「どうしたんだよ・・・
お、名前・・・どうし・・・たんだよ」

真広の表情が曇った。

「こっち来い。」
『へ?』

急に腕を引っ張られて
家の中に入った。
それから真広の部屋に行き、



押し倒された。



「名前・・・」

『どうした・・・の?』

「お前、これなんだよ。」

そう言って私の足を舐めだした。

『ちょ!真広ぉっ・・・あっ・・・』

舐めているところをよく見たら
さっきの男子に殴られた所だった。

『なっ、なんでもないから!』
「正直に言え。」
『ほん・・・ッ・・・んぁ・・・なんでもっ・・・』

舐められていたら段々変な感じになって
変な声を出してしまったら、
真広が顔を上げた。

そしたら真広の顔が私の顔に近づいてきた。

『んやぁっ!』

瞬間に真広が耳を舐めてきた。

『んぁ・・・ッはぁ!!』

「言えって」
『ほんとに・・・なんでもにゃっ・・・ッあ』

こんどは耳を吸ったりしてきたり
甘噛みされた。

『お・・・怒らない?』
「ああ」


そして、私は事情を
真広にすべて話した。




「へぇ、その男子だれ?」

『えっと・・・神山くんと・・・』

私は男子の名前を言っていく。

「つまり、
名前が嫉妬してて
でも俺が名前のことを
嫌いじゃねぇの?つって脅して
終いには暴力だと?」

『ごめんなさい。嫉妬して・・・』

「もしかして、
お前、俺が名前の事を
嫌いだと思ってんのか?」

『え・・・と』

と、私は回答をためらった瞬間

真広の匂いが大げさにした。
そう




抱きしめられている


「俺は名前が好きだ。」
『・・・ほんとに?』
「ああ」
『真・・・広ぉ・・・』
「ン・・・」

私と真広は口付けた。





次の日



「名前さん・・・」
『あ・・・』

昨日の男子・・・

「すすすすすすっ
すみませんでしたっ!」

「脅して、暴力ふってすみませんでした!」

『へ?あぁ・・・えと』

「もう絶対しません!」
「神に誓います」
「仏に誓います」


そう真顔で言って来た。

「あと・・・これ。」
『あ、うん』

男子が渡してきたものは
例の写真だった。




その後授業が終わり
真広が家に来いといっので
真広の家にいるのだが・・・



「男子、俺が絞めといた。」

『ありが・・・とう』

そうかそうか道理であんな丁寧に

「んで、返されたんだろ?」
『・・・はい?』
「撮られた写真。」
『え・・まぁ・・・一応、ね?」
「見せろ」
『・・・』

見せなきゃいけない気がして、
写真を見せたら

「・・・」
『・・・』
「名前。」
『はい(真顔)』

真顔で返答するしかなかった。

「お前、俺以外にこんなエロい顔したのかよ」
『・・・エロくないです。』
「しかもこんなエロい下着つけてたのかよ」
『・・・エロくないです。』
「あ、これ俺が付けたキスマーク。」
『もう黙ろうよ!!!』

恥ずかしくなって声を上げた。

「ん、じゃ、」
『何・・・?』

「俺の事嫌い?」
『え、ちょ「んな訳ねぇか」は!?』

「だって手料理もらっただけで
嫉妬するんだろ?
しかも前から思ってたけどちょっと女子と肩当たっただけでお前めちゃ嫌そうな顔してたし。」

『・・・え?』

「嬉しいけどよ・・・
お前の機嫌が悪くなるのは嫌だから、

これからお前の事ガンガン攻めてくから。
嫉妬出来る隙も無いようによ。」

『ちょちょちょちょちょちょ・・・』




と、突如真広の顔が目の前に。


「シよ。」





END


――――

初夢小説!訳がわからなくなりました。
最後まで読んでくださり感謝します!
この続きの裏も書きたいなと思っています。

では、最後までお付き合いありがとうございました!

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