dream

□馬鹿
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「痛いよもぉー!!」

『間違い無い!!』



私、名前は、





友達の梨花と、
課題のラストを掛けていた。
あまりにも多い課題。

もう・・・

「指が痛いよぉ〜」
『・・・真広死ねっ』
「真広くん教えてくれてもいいのにねぇ・・・」


そう。
私の彼氏、不破真広は、
課題を1時間で終わらせた。


『あ、梨花、時間』
「ぅげっ!?門限・・・」
『やばい!?』
「やばい!!また明日!!」


と、言って
せっせせっせと帰っていった。




『・・・・電話?』

しばらくシーンとした
その時、
携帯のバイブ音が規則正しく鳴っていた。



『もしもし』
「よぉ」
『真広っ』

私はあからさまに嬉しい声を出してしまった。


「お前、犬みたい。」
『わかったよ・・・で、何か用?』
「課題終わってねぇだろ」

ごもっともです。


『終わったよ!!』

だけど私のプライドが!!


と、その時、
背後に威圧感が。


「へぇー・・・にしては、
ノート真っ白だな。」

『まままま、まひろ!?』

なんと、背後に真広が

「終わってねぇじゃん」
『・・・どこから入ってきたのよ』
「ふつうにドア開いてたから。
つかお前無防備なんだよ。
俺以外の男にヤられてぇのかよ。あ?」


あ?って言われても・・・

『真広がいいなら、私はおっさんとでも・・・』

と、冗談をはいてみる。
ところが

「俺以外の男にヤられたらソイツ殺すから」

『いやいやいや』

「まぁとりあえず、課題片付けるか。」

『んー』


なんだ。教えてくれるのか。


「あ、これかなり前の復習じゃねぇか。
平城京が・・・・・・・・」

『ん、と・・・







分かりません。』

「・・・(チュ)」

『・・・・・・は?』

「わかんねえ事にキスマーク一個な。」
『そんなバナナ。』

「馬鹿かお前。」


馬鹿じゃないよバナナだよ。
なんて言ったらシカトされたから若干傷つく。


『んじゃ、次は?』
「数学」
『分かりません、』
「連立方程式だぞ。」
『知らんがな!!』
「お前・・・・・。」
『・・・・』
「・・・ちゅ・・・」
『え・・・んっ』
「口開けろ。」
『いや・・・ぁ』
「じゅっ・・・ちゅ」


連立方程式がわからないと言ったら真広が深いキスをしてきた。


『ん・・・ぁあ』
「・・・えっろ。」


あんたがエロくしてんだよ。くそが。


「ん・・・」
『ひ・・・やぁあん!!』

急に真広が下を触ってきた。

ちょっとえっちぃ音が聞こえて嫌になる。

「ちゅ・・・んん・・・」
『ば・・ぁかっ!!も・・・やめてぇ・・・ぇ・・・ょ!!』



「お前、
連立方程式わかんねぇとか馬鹿すぎだろ。」

『うっさい!』







「ま、お前は馬鹿の方が可愛いけどな。」






end



―――――

今回は携帯なので短めです。
最後まで付き合っていただき感謝します。

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