スラムダンク
□性春
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毎朝の日課となっている朝のシュート練習。
妥当、仙道。
ドンッ、ドンッドンッ・・シュッ
「・・はぁっ・・はぁッ」
「・・・おぉ。朝から精が出るな〜流川。」
「・・・・っち。・・仙道。」
「よしっ。俺がディフェンスしてやるよ」
「・・・余計なお世話だ。」
バッ・ドンドンドンッ・・シュッ
流川の持っていたボールはいつの間にか仙道の手に行き渡り、ボールはあっけなくゴールの中へと吸い込まれていった。
「ナイスッシュー、俺」
「・・・っち。テメー」
すかさず、流川はボールを奪いに行くがなかなか奪い返すことができなき。
「はぁっ・・はぁっ・・・くッ」
「その程度なのか・・流川。」
「ちっ・・」
「もっと腰を落として・・」
「っなッ・・・」
いつの間にか流川の背中へと回ってきたかと思えば、艶やかな声で囁いてきた。
「やっめろっ・・・」
「もっと・・・」
スーっと、体のラインをなぞられる。
「うっ・・何すんだっ・・」
「ほら、集中しろよ。」
耳元で囁かれ、体中に震えが走る。
「っ・・」
「なぁ、個人指導した代わりにお前んち行きたいんだけど」
「なっ・・・」
なんて図々しいやつなんだ・・・
「ジュース一杯飲んだら、すぐ帰るし」
この日差しが照りつけて、帰り際に倒れられて、俺のせいにされても困るな・・・
「・・・一杯飲んだら、帰れよ」
「・・・あぁ。」
この時、仙道が不敵な笑みを浮かべていたことは、流川は知るはずもなかった。