私の物語

□6色
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自宅−−



 今日は土曜です。いわば、休み。

だが、部活はある。だけど、来週からとのことで行ってない。





八「沙耶、おばあちゃんが買い物行ってきてくれない?だって。」



 『あー、おばあちゃん、お米なくなりそうって言ってましたね。』



八「米もそうだけど、野菜とか 沙耶の好きな冷凍食品ないけど 」



 『まじですか。』



八「うん」




 あ、今更なんですが、おばあちゃんと言っても、私のおばあちゃんで八重ちゃんは居候です。

八重ちゃんは一人暮らしする言ってたけど、危ないし、立海の近くには、私のおばあちゃんの家があったので一緒に住もうって言ったら、

大喜びしながら首を縦にものすごい早さで振ってたのは、まだ新しい記憶です。


 でもって、この前言った門限というのは、嘘です。

おばあちゃんが私たちが来るまで、一人暮らしだったんで心配だから八重ちゃんが嘘をついたんだと思えます。




 『八重ちゃん、少し待っててください。』



八「はーい。」




−−−−

−−



『お待たせしてすいません。』



八「いや、あまり待ってないから謝らなくていいよ。」



 『おばあちゃんと雑談してたんだ。』



八「うん。じゃ、行こうか。」




 八重ちゃんはそう言って、私たちは、町の方へと歩いて行った。





−−−−

−−


 町の方に着くと、何故か、人集りが出来ていた。

ほんと、何でだろう?聞き覚えのある名前が聞こえるのは。

声も、髪色も。背が高い人で、ここからでも見える。




A「今日、ここで黄瀬くんが撮影やるんだって!」

B「こんな町中で」





 まじでこんな町中でだよね!

こんなところで撮影なんて、通行止め食らったもんだよ、私たち!

八重ちゃんなんて、「黄瀬のヤロォ(怒」って、歯軋りもやってるし!!



?「!」



 『!』




 きーくんと今、目があって、目を開かれたってことは・・・




 『やばい、気づかれた!八重ちゃん走ってください!』



八「了解!」



黄「あっ、サヤっちと柚っち何で逃げるんスか!?」
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