私の物語

□13色
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「お前等、テストが2週間後にあるのは知ってるな。テスト勉強しているか?」

『「・・・」』

「その様子じゃ知りませんでした・・・と言うことか。
なら、今日家に帰ってか、この教室使ってもいいからやれ。」




 「特に切原」と、先生は赤也くんを見てそう言う。
どうしてかというと、ここの組の担任は英語の教師で、ミニテストでは、10点満点中の半分以下がほとんどだったり、
訳す時には(本文を読んでから日本訳にする)赤也くん1人で10分以上は掛かるほどだからなんです。
 当然、赤也くんは、そう言われると焦り、顔が青くなる。あぁ、幸村先輩や真田先輩の怒った顔を思い浮かべているんだろうな・・・。




『・・・あ』




 八重ちゃんは、言われてないけど、大丈夫なのかな・・・?
ちらっと、八重ちゃんを見るとニッコリとこちらを見ている八重ちゃんと目が合う。(八重ちゃんは、授業中などはよく沙耶のことを見ている。)

「〜〜以上だ。号令、かけて終わりにするぞ」




 今日の日直の人は、先生の話しが終わると、号令掛ける。
そうして、SHRが終わった。




「沙耶」

『赤也くん、どうしたの?』

「英語、教えてくれ!」




 ダンッと机を叩いてから、話しに食いつくような声と目でそう言われる。
私より、みなちゃんの方がいいといんですが・・・。
私、みなちゃんに教わりながら、テスト勉強しようかとしたのに。
あ、勿論、黒くんにも国語を教わろうかと思ってます。




『えっと、私はみなちゃんに英語を教わろうかと思ってたんです』

「みなに?」




 赤也くんはジト目で私を見る。
仕方ないよね。あんなネジが飛んでいる人が自分より頭がいいって。
でも、私は緑くんや赤くんで少しそう言う人がいるってことが分かったんだよね。




「なぁぬよー?2人してイチャイチャと」

「狽オてねぇよ!?」

「ハンッ、そうかいそうかい。
だったら、沙耶に近づくなよ?」

「それ無理じゃn(八「沙耶〜、今日は料理部だね!さぁ、行こうか!」って、聞けよ!!」

「喚くな、犬!」

「犬言うんじゃねぇ!」

『ま、まぁ、2人とも……。
とりあえず、八重ちゃん、部活に行こうよ。赤也くん、みなちゃん、幸村先輩たちによろしくね』

「分かった!」




 じゃあ、と私と八重ちゃんは、赤也くんやみなちゃんに手を振る。(八重ちゃんは赤也くんに向けて中指たててた)





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