私の物語

□4色
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―昼休み―



切「あー!!



七「ついに頭イカレたのかい?(笑」



八「ザマァ(笑」



 『・・・(苦笑』




 なんだろう。出会って、まだ時間も経ってないのに、切原くんに対しての態度。

君たち、つい最近、面倒になるから近づきたくないみたいなこと、言ってなかったっけ?

自分から近づいてるんですが。




切「先輩たちに昼集まれないって、言うの忘れてたぁあ!!」



2人「!!?」



七(な、なんですとぉおおお!?)



八(やばいやばいやばいぃいい!!

 あたしとしたことが、つい黄瀬と話す感覚でこいつと話してしまった!!)




 もうここでアウトなんですか!?


 やべぇ、どうしようと、頭を抱えてる切原くんを見て私たちはどうしようと考える。




八「しぼうふらぐたったなう」


 カチカチ・・・


 【はちべぇ@hatibe
 しぼうふらぐたったなう】


 『こんな状況でツ●ッターやらないでくださいよ!』



七「そうだぞお!

 やるならミ●シィでやってよね!」



 『いやそういう問題じゃなくてさ!

  切原くん、メールで伝えといてよ。そしたら行こう。図書室に。』




 ついでに言うと、私はツ●ッター派だよ!




切「なんて言えばいいと思う!?傘!」



 『普通でいいじゃないですか!』



切「でも、言えないんだよ!テストで赤点とったから、部活遅れるし、昼休みは勉強して集まれないッスって!」



 『なんでですか!?』



切「真田副部長に殴られたり、幸村部長に殺られるからだよ!」



 『それならまだマシだよ!

 私らなんて(赤点なんとか取ってなかったけど)オヤコロだよ!オヤコロ!あと、(選手)メニュー倍だよ!』



八「さらに、頭のいい二人を中心にして説教。

 沙耶は最終的に国語の点で勝負して、負けたら幼馴染の一ヶ月パシリだったし」



 『八重ちゃんも、きーくんとの勝負で点数が上だったら、きーくんの前で雑誌破いてたよね。

 関係ない4人も一緒になって破いてたよね。』




 あれは、きーくん泣いてたな・・・。

新手のいじめの一種っスか?って、言いながら。


 緑くんは、参加しないで後ろで見てたけど。赤くんはどっちかって言うと、鋏で切り刻んでたし・・・




?「その人、可愛そうだね」



4人『「!?」』



切「ゆ、幸村部長・・・、なんでここに?」



幸「なんでって、赤也が遅いから迎えに来たんだよ?」




 この人がテニス部の部長・・・。

確かに青い髪で女っぽく見える・・・。




幸「そう?」



 『!』



幸「驚かせてしまったようだね。」



 『い、いえ・・・』



幸「オレは、幸村精市って言うんだけど、君は?」



 『八重橋です』



八「それは、あたしの苗字だぞ!

 ってゆーか、切原くん迎えに来たのならさっさと連れていってください。」




 今度はガンを飛ばさず、八重ちゃんはキッと睨み、言う。

後ろで「え?約束は?」と言っている切原君の声は八重ちゃんに届いてないようだ。

 すると、やれやれといったように先輩が爆弾を落とした。




幸「わかったけど、そこにいる水城の妹にも用があるんだ。」



七「マネージャーの件は、もう断ってますよね。兄にも言ってるはずですし。」



幸「どうしてなんだい?」



七「嫌です。

 バトミンやりたいんですから、今の部活に入ったんですよ。」



幸「じゃあ、ゲームをしよう。」



七「いやです」



幸「君がやるバトミントンではないけど、鬼ごっこを今日の放課後にやる。

 それに君が負けたら、部活をやめて、マネージャーになってもらう」



七「放課後は、切原くんが再テストを受けていますよ?」



切「七夕!?言うなっえ言ったろ!」



幸「赤也は黙ってて。それと、お楽しみがあるから、待ってて。」



切「〜っ。はいッス」




 切原君って、きーくん口調なんだね。先輩に向けて話すのって

って、そんな場合じゃないか、今は。




幸「レギュラーが鬼だけど、赤也が再テスト受けてる間にやる。だから、赤也は不参加。」



七「ということは、7人ですか。

 うちと兄の苗字の漢数字が入ってていいですね、それ。」



幸「やる気になったかい?」



七「えぇ、少しは。

 追加で柚と沙耶ちゃんも逃げる側で参加させて欲しいです。」



幸「君たちはそれでいいかい?」



 『参加はいいですが・・・。

  そのレギュラーっていうのが私たち知らないんですが。』



幸「外部生か。なら知らない人もいるよね」



八「誰もが知ってると思わないでください。」



 『八重ちゃん、すぐ睨んじゃダメだって』



八「癖なんだよ。

 沙耶だってすぐ泣くし、騙されるじゃん。

  ちなみに沙耶が参加するんだから、あたしも参加ね」



 『知ってるよ。だから直そうとしてるじゃないですか』



八「はいはい」




 そんなやり取りをしていると隣でクスクスと笑い声が聞こえた。




幸「クスクス)面白いね君たち。名前は?さっきのは君じゃないってことわかったけど。

 それに、覚えとかなきゃ、鬼ごっこの時大変だし」



 『・・・名前より、顔の方が覚えとかないと大変だと思うんですが』



幸「クスクス)それもそうだね。

 赤也に写真見せてもらって覚えときなよ。で、名前は?」



 『傘です』


幸「そう。傘さんと八重橋さんね。

  じゃあ、また放課後に。
 赤也、再テスト放課後につか後でメールで教えてね。」



切「はいッス!」



4色END




(幸村くん、赤也迎えに行ったんじゃないんのかよぃ?)(うん。だけど、それより放課後の事なんだけど・・・)
(どうした精市、嬉しいことでもあったのか?)(まぁね、)


(あ、あたし、再テストあったの忘れてた!)(じゃあ、逃げるのは、)(うちと沙耶だね!)(えぇ・・・)
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