私の物語

□5色
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 『みなちゃんに写真貰ったから、大体覚えたはずだし、あとは確認して逃げるだけなんですが・・・』



?「おい!そこの待てよぃ!」



 『まぁるい赤い豚が追いかけてきたんですけどぉお!!』



?「豚じゃねぇから!!」



 『じゃあ、何ですか!?
 
 偽名だったんですか!?まぁるい豚は!』



丸「オレは丸井ブン太だっつーの!

 誰だよ、全く違う名前を教えたのは!?」



 『みなちゃんです!』



丸「またあいつの妹かよぃ!!」



 『とりあえず、追いかけてこないでください!』




 私は追いかけてくる、丸井という人に追いかけられている。

それも5分は立ってると思う。


 最初は、木の上に隠れていたら、丸井という男子じゃなかったけど、眼鏡の人に見つかり、追いかけられ、

今度は後ろから「見つけた!」という声が聞こえ、この人にずっと追いかけられている。




 『あ!』



丸「お、観念したのかよぃ?」



 『いや、してませんよ!』




 教室に戻ればいいんじゃね?

そんな考えが私の頭の中で浮かんだ。


 と、なれば・・・



 キュッ・・・ダッ


 『逆方向!』



丸「えぇ!?」



 『では、さらば!』




 一回止まり、逆方向へと全力で走った。






−校舎−



 『てか、いざとなると、やりづらいものなんだよね。テスト中に教室の中に入るなんて。』




 うろうろと教室の前を往復してもなぁ・・・。





−その頃の八重−



 はろはろ、あたしは八重だ。

あ、やばい。今、はろはろ言ってたから、コンビニ行きたくなったんだけど(笑


 まぁ、この話は置いといて。

あいつ、何やってるの?って思うんだ。

絶賛、鬼ごっこ中だったはずのあたしの親友が廊下で教室の前をうろうろしてるからさ。




先「八重橋、何してるんだ。終わったのか?」



八「あ、一通り終わりました。」




 おっと、いけね。先生に見つかった。

でも、いいか。テスト終わってるし。

みなちーの教え方がよかったのか、全部出来たって感じがする。


 ほんと、アホなキャラしてるのに何であんな頭いいのだろう?

・・・いや、待てよ?

実は言うと、英語だけエキスパートなだけでほかの教科が駄目なんじゃ?




先「終わったなら、帰っていいぞ。」



八「ういっす。じゃ、切原くん、また明日!」



切「お、おい!待てよ!」



先「切原、終わったのか?」



切「・・・・・・おわってないッス。」



先「なら、優先順位、分かってるだろう?」



切「ぅ・・・」



八「では、先生、また明日!」



先「明日、英語の授業はない。

 あと、うろちょろしてる奴に邪魔だと言っておけ。」



八「先生も分かってたんですかー。

 可愛いですよね、あのk(先「さっさと逝け。」漢字違う!?」




 意外に厳しい先生かと思ったら、楽しい先生だな。

でも、沙耶の可愛さを語ろうとしたのに!なんなんだ!あの先生は!!
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