私の物語

□6色
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 ♪〜


 『もしもし?』



?「《サヤっち、何で逃げるンスかー?》」



 『人違いです。しつr(黄「《ストップッスよ!」・・・何でしょう?』



黄「《 サヤっち、迷子になったんスか? 》」



 『なぜ、知っているんです?』


・・・ブチッ


 『あ、こら、きーくん!?』




 何で切るんですか!




黄「だって、 サヤっち、八重っちといないじゃないッスか。 」



 『・・・え?』



黄「後ろッスよー。」




 言葉どおり、振り返って見ると、さっき見たきーくんがいた。




 『きーくん・・・』



黄「お久しぶりッス。

 定番になっちゃいましたけど、振り返って再会した感想は?」



 『なんという定番でつまらない感動できない再会だ



黄「えっ!?」



 『八重ちゃんならそう言いそうです。』



黄「そうッスね。でも、驚いたっすよ?

 サヤっちは絶対、黒子っちのところ言ったと思ったッス 。」



 『騙されたんだよ、八重ちゃんに。』




 きーくんに言いたくないことを言ってしまった。

言ったら、爆笑して、「サヤっちらしいッスね、騙されるなんて。普通なら本人に聞くッスよ? 」って言うだろう。




黄 「 サヤっちらしいッスね、騙されるなんて。普通なら本人に聞くッスよ? (苦笑」



 『ありがとう。』




 絶対言うと思ったけど、ある意味すごいと思う。

言葉は、一文字もはずれてなかったんだから。




黄「言うところ違うッス!」



 『あとで八重ちゃんに殴られてもらって。』



黄「モデルっすよ!?」



 『てか、仕事は?放棄してまで私たちを追ってきたんですか?』



黄「でも、気になったんスよ?」



 『こっちはおかげで迷子になったんですが。』



黄「オレがいるんで、大丈夫ッスよ!

 で、どこに行きたいんスか?」



 『交番』



黄「え?」



 『交番の人の方が知ってると思うし、安心できる。』



黄「酷いッス。オレだって安心できる道案内ぐらい出来るッスよ?」



 『それより、スーパー行きたい』



黄「スーパーッスね!了解ッス!」



 『・・・』




 一番心配なの人の目線なんだよね、

ワンコのファン怖いんだよ。特に女性。




黄「でも、なんで八重っちは違う学校・・・オレたちが行く高校には行きたくないんスかね?」



 『多分、今のバスケが見たくないからだと思えます。』



黄「何で、3人してそんなこと言うンスか!?

 てか、学校何処っスか!?部活何やってるンスか!?」



 『質問多いですよ。

 学校は立海です。部活は掛け持ちで料理部とテニス部です。』



黄「料理部はいいとして、テニス部って、 サヤっちは運動できる方だったンスか?」



 『本物のデス●ートほしい、買って』



黄「買える訳ないッスよ!本物あったら、最終的に死んじゃうッス!」



 『冗談DEATH』



黄「どこが冗談なんスか!?」



 『走ることと水泳しかできないよ。バスケは出来る方だと思うけど。』



黄「特にドッチボールは無理ッスよねー。あと、バレーやサッカー」



 『きーくんの能力欲しい』



黄「 サヤっち、欲しがりッスね(笑)

 じゃなくて、そのテニス部って男子の方でマネージャーとか言わないッスか?」



 『正解です。週三日ですけど』



黄「充分過ぎるッスよ!同じ県でも、違う学校でマネージャーなんてオレにはキツイッス!

 今すぐにでも、海常に来てほしいぐらいっす!てか、来てくださいッス!」


 『いやだよ。

 私、バスケ部には入らないって決めてるんだから。』



黄「黒子っちばっかズルいッスよー」




 ギューギューしながら甘えてくるきーくんに変わらないなぁと思う。

けど、変わってるんだよね。




黄「 サヤっち?」


 『何でもないですよー。

 あ、おばあちゃん知ってますよね?』



黄「のほほんとしてる サヤっちのおばあちゃんッスか?」


 『うん。』



黄「神奈川に住んでるってことは、おばあちゃんの家から通ってるンスね!

 じゃあ、もう サヤっちの家分かったッス!」



 『電話するんだよ、来るとき。』



黄「ハイッス!」





 キセキや桃ちゃんは、おばあちゃんの家に来たことがあり、泊まったこともある。

初めて来たときは、戸惑ってた人が多かったけど、のほほんとしてるおばあちゃんを見て、みんな緊張感がなくなったのか、好きなように過ごしてた。

特に赤くんと緑くんは、家の中を探検していた。

 意外だったのは、青くんがおばあちゃんの隣でテレビ見たり、おばあちゃんの手伝いをやっていた。

あれには、みんなビックリしたよ。

「マジで青峰が?」というような顔で。


 帰るときなんて、みんなして「また来ます」って言って帰ったし。




黄「オレ、いつでも電話すれば行けるッスねー。

 おばあちゃんにも約束したし。オレのこと覚えてるッスかねー」



 『覚えてるよ。

 前、本屋に行ったら、きーくんが表紙だった雑誌があってね、

 「涼ちゃん元気そうでなによりだわぁ」ってニコニコしてたし。』



黄「マジっスか!うれしいッス!」




 そんな感じで、スーパーまできーくんと雑談しながら、殺気という視線が私に刺さりまくりながら、歩きました。
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