私の物語
□6色
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―スーパー―
『八重ちゃーん』
八「沙耶、遅いよ!」
黄「と言いつつ、満喫してないッスか?」
確かに、それは言えてる。
八重ちゃんの口にケチャップやらタレが付いてる。
そして、
八「お前は、とっとと仕事に戻れ!」
黄「歯に青のり付いてる人に言われたくないッスよ!」
きーくんの言ったとおりで、歯には青のりが付いてる。
試食コ−ナー巡りしたんだねと、一発で分かる。
『まぁまぁ、二人ともそこらへんにして。』
八「そうだね。黄瀬、ハウス!」
『の前にきーくんは仕事だから!』
黄「柚っち、ほんと酷いっス。」
八「お前に優しくするなんて、無理だわ。」
黄「でも、一回だけあったじゃないっスか!
あの優しさを今、もう一度!」
八「ごめん、覚えてないや。」
「とりあえず、こいつを置いてお使いという買い物やらんとね」と、野菜コーナーへ八重ちゃんは一人先に行ってしまった。
完璧にきーくんを放置したね・・・、あの子は。
黄「柚っち酷いっすよ・・・」
『仕方ないですよ、きーくんに対してはいつものことですし。
それでは、私も行くんで。きーくん、仕事頑張ってね』
黄「ありがとうッス、サヤっち。」
きーくんに手を振ってから別れて、八重ちゃんを探しに私は野菜コーナーへと入った。
黄「今度、突撃したら何か言われそうっスね。
柚っちは絶対言うっスけど、サヤっちの反応を見てみたいっスね・・・。」
別れたあと、きーくんがそう呟いてたなんて私たちは知らなかった
6色END
(やべ、これ美味しい)(八重ちゃん、また試食してるし・・・)
(あ、沙耶、これ美味しいぜー)(美味しいのはわかったよ・・・)