私の物語

□7色
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七「沙耶ちゃんに柚ー」




 部活が終わり、私と八重ちゃんは帰る支度を終えたのと同時に、みなちゃんに声を掛けられた。




八「なんだ?」



七「あのさ、このあと大丈夫?」



 『んー、聞いてみないと分かんない』



八「門限あるしね」



幸「門限は何時なんだい?」




 帰る支度が終わったのか、幸村先輩が私たちの会話に入る。




 『その日に寄りますが、門限を過ぎるようなら、連絡入れなさいと言ってたので、聞いてみますね』



幸「入れてみて。八重橋さんも」



八「あたしは入れなくても平気です。
 沙耶の家に居候してるんで」



切「マジで!?」



八「そうだぜ☆
 だから、迷惑かけられないんだ。
 でも、学費はちゃんと親が払ってるから大丈夫!

 それに今、楽しいしね!おばあちゃん優しいし」



丸「傘んち、一度でもいいから行ってみてぇな、話聞いてると楽しそうに聞こえる。」



ジャ「お前は食べ物だと美味そうで、食べ物関連じゃないのだと、楽しそうってすぐ言うよな。」



仁「そこがブンちゃんの長所じゃろ(ニヤニヤ」



丸「ブンちゃん言ったり、ニヤニヤすんなよぃ!」




 みんなが喋ってる中、私は自宅に電話する。
すると・・・



?「《もしもし、えっと・・・黄瀬・・・じゃなくって、傘ッスけど》」



 『あの、どこの誰ですか?』



切「ヒソッ)あいつ、自分ちに電話してんじゃないんスか?」



八「ちょっと、黙ってよ。
 沙耶、誰が出たのさ?」



 『わ、わんこ・・・です』




 私がそう言うと、八重ちゃんは「はぁ!?」と叫び、また他の人は「はぁ!?」と驚き、
電話中の相手が「《あ、その声は サヤっちッスね!》」と言っている。


 もの凄く切りたいです。



八「ちょっと、貸して!」



黄「《サヤっちー、聞こえてるっスかぁー?》」



 『ごめんなさい、八重ちゃんに代わります』



黄「《ちょ、それタンマッスよ!》」




 私はそこで八重ちゃんにケータイを渡す。
きゃんきゃん言ってるけど、何言ってるのか分からない。




八「はーい、代わりました。

 ・・・え、なに?なんであたしなのかって?お前に答えるなら、黒子くん、愛でるよ。


  ・・・はぁ?あたしが嫌いだっていつ言った?

 頭、また悪くなったんじゃないの?」



 『・・・(ニコニコ』



七「わんこって言ってたけど、誰なの?
 柚ちー、イライラしてない?」



 『あー、自己紹介した時に言ってた、デルモです。』


真「でるも・・・とは、なんだ?」



幸「真田、論外でしょ、ほんと。」



柳「弦一郎、デルモというのは、モデルってことだ。」



真「普通にモデルと言えばいいだろう!」



『・・・(苦笑』





 真田先輩って、流行に乗れなさそう・・・。




切「モデルと友達ってやばいだろ、お前等!」



 『やばいですね、女性の視線が』


丸「そういうことじゃねぇよぃ!」



八「クソッ」



比「女性がそのような言葉を口にしてはいけませんよ。」



八「すいません。

 あ、駄目だと言われたんで、このあとは無理です。」



幸「そっか。じゃあ、また今度にしよう」




八「あと、 沙耶に伝えてくれって言われたんだけど、聞く?」



 『聞きたくないけど、一応聞く。』



八「明後日、誠凛に行くから、一緒に行ってほしいって。」



 『誠凛って、黒くんじゃん』



八「そう!黒子くんがいる!

 だから、わんこに運賃おごらせて、怒られに行こう!」



 『そんなの、無理ですよ!?』




八「ちなみにあたしも行くんだけど」



 『行く(即答』



八「決断早いな(笑」



柳「黒子というのは、いったい誰なんだ?」



 『私の幼なじみですよ。』



柳「ほう」




 また、柳先輩はノートに書く。
こんな情報あっても得なんてないのに、なんで書くんだろう?




八「と、いうわけで明後日は部活には行けないですから。」



幸「理由がサボる人みたいだけど、いいよ。週三日だし。明日来ればあと一日だしね」




 と、いうわけで明日は学校も休んで、黒くんに会いに行くか!
誠凛に行くまでの移動中、うるさくなりそうだけど。




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(ただいまー)(お帰りッス!)
(暑苦しい人を帰って早々見たくないんだけど)(おばあちゃんが見たかった)
(2人して酷いッスよ!?)
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