私の物語

□8色
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 『あれ、体育館って別館なんですね。』



八「だから、言ったでしょ?その考えやめた方がいいって。」



 『うん。思えば、立海もそうでしたね』



八「うん。
 あ、黄瀬くん、もう入ってるし」



 『もう入ってるっていうより、押されてます(苦笑』



八「あたしたちも入りますか。」



 『うん!』









−体育館ーー




黄「挨拶しに来たんスよ。中学の時、一番仲良かったしね!」



黒「フツーでしたけど。」



黄「ヒドッ!!!」



黒「というか、 沙耶と八重橋さんは?」



黄「あーっと・・・」



黒「まさか、置いてきたんですか?」



黄「・・・はぐれたッス(苦笑」



黒「・・・チッ」



全(黒子!?)




 あ、黒くん発見!ついでに、きーくんもだけど。




 『黒くんー!』



黄「 サヤっち、柚っち、やっと来たんスね!」




 来たけど、君と来たくなかったよ!
黒くんに会えたけど、君と来たくなかったよ!

 移動中、ファンの目怖いし、サインとかで時間潰れましたし!
こんなの中学で慣れましたけど、嫌ですよ!




黒「 八重橋さん、お久しぶりです。」



八「お久ー」



 『あれ私は?』


黒「監督、この人たちです」




 黒くんにシカトされてるんだけど、酷くないですか?




相「あなたたち、名前は?」



 『か、傘沙耶です。』



八「八重橋柚ですよ!」



相「私は相田リコ、監督よ!よろしくね」



 『黒くんがメールで言ってた監督さんですか!?』



相「分からないけど・・・多分、それね」



日「黒子、この2人も帝光中なのか?」



黒「そうですよ。」



八「ちょっとそれ貸してください。」




 八重ちゃんは、雑誌を持ってる人に声を掛けて、雑誌を貸してもらい、読み始めた。




八「[中学2年からバスケを始めるも恵まれた体格とセンスで、瞬く間に強豪・帝光でレギュラーに入り、
 他の4人と経験値の浅さはあるが、急成長を続けるオールラウンダー]だって。

 急成長するんなら、頭の良さも急成長させてよ。」



全「中2から!?」



黄「傷つくことを言わないで欲しいッスよ!(泣」



 きーくんは、また泣き真似をする。
今日はあと何回泣き真似するのですかね・・・。
そんな泣き真似しているきーくんがうざかったのか、八重ちゃんはきーくんを叩く。




黄「だから、すぐ叩くのやめてよ。

  あと、大ゲサなんスよ、その記事。ホント。


  [キセキの世代]なんて呼ばれるのは嬉しいけど、
 つまり、その中でオレは一番下っぱってだけすわ〜。
 だから、黒子っちとオレはよくイビられたよ。」




 「な〜」と、黒くんに言う。




黒「僕は別になかったです。」



黄「あれ!?オレだけ!?」




 黒くんは、その後に「てゆーか、テキトーなこと言わないでください」と言う。




 『黒くん、ちゃんと水分補給してる?』



黒「していますよ。」




黄「なんでオレには言わないで、黒子っちには言うんスか!?」



 『きーくんはファンの人にもらってると思うから、平気だなーってね。』



黄「少しだけでも心配されたいッスよ!」



 『えー』



黄「 サヤっちー・・・っと!?」


バチィ!




 いきなり、飛んできたバスケットボールをきーくんは片手で止める。



黄「った〜。
 ちょ・・・・何!?(泣)

サヤっちにあたったらどうするんスかー(泣」



八「大丈夫。やったら、あんたを殴る。」


黒「僕は・・・なんでもないです。」



黄「柚っちはいつものことだけど、黒子っちは サヤっちのことに関してホント、怖いッス!!(汗)

 ・・・て、え!?」


バチィ!




 また、バスケットボールがとんできて、きーくんは止める。
そして、今度はちゃんとボールを投げた相手をみる。



火「せっかくの再会中ワリーな。
 けど、せっかく来てアイサツだけもねーだろ。

  ちょっと相手してくれよ、イケメン君。」



日「火神!?」



相「火神君!!」




 背が高い人がニヤリと言う。
すると、周りがざわっとなり、名前を言った。火神くんというらしい。
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