私の物語

□10色
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七「沙耶たちって、用事あるの明日だっけ?」



八「うん。同中だった人達の試合を見に行くんだ。」



 『今回は、見に行かなくちゃいけないものですから。』



 黒君が出る試合は見逃したくないからですし。
特に黒君とキセキの世代の試合と、キセキの世代同士の試合は。

 あ、ナゲット(八重が買ったもの)おいしいですね。




八「こら、沙耶。あたしのナゲットをとるなって!」



 『だって、美味しいから』



八「お前はバニラシェイクでも、飲んでろって!」




 八重ちゃんはバニラシェイクを私の目の前に置き、ナゲットを私から遠ざ
ける。
少しぐらい食べたかったな……

 そんな光景を前にした幸村先輩と柳先輩は綺麗に笑う。
どうして、こんなに華麗に笑えるんでしょうか……不思議です。




幸「そういえば、二人はいつ知り合ったんだい?」



?「中1じゃないっスか?」



全「『!?』」



 『きーくん・・・いたんですね。』




 きーくん、最近出番ありすぎですよね?
少しでもいいから、黒君の出番多くしてくだs(そういうこと言わないでください)


 私はシャラッ☆と出てきたきーくんをジト目で見る。
そんな目で見られてるのか気づかないのか、きーくんは、私のバニラシェイクを飲んでいる。




切「えぇ!?な、なんでここに!?」



『きーくん!それ、私のバニラシェイク!!』



七「まだ9本あるのに、そんなケチケチしなくてもいいじゃんよん☆」



 『七夕ちゃん!?』



黄「そうっスよ。てか、よくこんなに頼めるよね、サヤっち。
 黒子っち以上ッスよ?黒子っちでもこんなに頼まないッス(苦笑」




 「と、言うわけなんで、一個貰うっス」と、きーくんはバニラシェイクを片手に私の隣に座る。
てか、なんでここにいるの。家に帰ってくださいよ。




 『ね、きーくん。』



黄「なんスか?」



 『明日、大丈夫なの?』



黄「ま、俺が絶対に勝つっスよ。
 サヤっちが黒子っちのこと応援するのは悔しいッスけど、勝つのはオレっス」



 『そ。
 じゃあ、念のため、イメトレやストレッチとか、自主練でもやってきなよ。
 あと、今日は早く寝なさい。』




黄「相変わらず、試合前日になるとお母さんキャラになるっスね 。(笑」




 目を細めてきーくんは笑う。




黄「で、この人たちは誰っスか?」



幸「オレたちは、この二人の部活の先輩だよ。
 先輩っていっても、そこの男子とオレの隣に座ってる、この子はクラスメートだよ。」



黄「そうっスかー。
 じゃあ、オレから一言言わせてもらうっスけど、オレのサヤっちに手、出さないでほしいっス」



 『誰があなたの何ですか。
 話戻しますが、きーくん。私達が知り合ったのは中1じゃなく、小6です。』



黄「あれ?(泣」



八「あ、柳先輩。
 この人、リズムゲーム苦手らしいんです。そのノートにメモしてください」



黄「八重っち!!それ内緒ッスよ!?」



柳「ほぉ・・・」




 柳先輩はきーくんの情報をノートに書き込む。
そういえば、それって何冊目なんでしょうか・・・?




丸「黄瀬、サインくれって言ったら?」



黄「いいっスよ?サヤっちたちの先輩っスからね!特別ッス!」



八「その台詞何回目だろうねー?(ニヤニヤ」



黄「別にいいじゃないっスか、八重っち」




 『それにしても、先輩たちは、うざいって思わないんですね?(笑』




 私はそう先輩たちに言う。
きーくんを一目見ただけで、ジト目で見る人がしょっちゅうでしたし・・・珍しいです。




幸「え、別にそういうのは思わないよ?
どうしてなんだい?」



七「沙耶ちー、この先輩たちに聞いても意味ないことだよ?」



水「そうだな。こいつらはモデルじゃなくても、男女問わずモテる方だし。」



 もう飲み物が空にも関わらず、水城先輩はズズーと吸っている。
小学生みたいです。・・・・・・あ、青くんもやってましたね。





黄「あー、そうだ。サヤっちー、今日m(2人「『却下。はい、かえりましょーね。』」えー!?」



八「あんたは泊まり過ぎなのよ!今年はもう来るな!」



黄「えぇ!?それは、ないッスよ!(泣」



 『すぐ泣かないでくださいよ!』



黄「サヤっちだって、泣き虫さんじゃないっスか!(泣」



 『きーくん、それは言わないでよ!(汗』



黄「じゃあ、黒子っちに勝ったら、一日デート!」



 『・・・え、』



黄「ね?」



仁「ヒソ)八重橋さん、あの二人はどんな関係なんじゃ?」



八「飼い主と犬」



ジャ「え?」



八「・・・と、いうのは冗談で、」



仁「なんじゃ?」



黄「かれかn(八「きいぃいいせぇえええ??」ちょ、タンマっスよ!?」




 あー、始まりましたね。
きーくん、八重ちゃんを怒らせないでって、何で分からないかな?




幸「もしかして、黄瀬は君のことが好きなのかな?」



 『狽ヲ?』



黄「そうッスよ!好きッス!」



 『なっ、//』



黄「だから、」



八「その先は言わせないよ!!」




 八重ちゃんが言った瞬間、どこから出したのか分からないが、ハリセンできーくんを気絶させた。

そのあと、私たちはきーくんの家知らないけど、マネージャーさんの電話番号を持っているので、マネージャーさんにきーくんのことを任せ、

先輩たちに謝り、さっさと、家に帰りました



10話END


(《そぅ・・・ですか。じゃあ、僕が勝ったら、一日デート・・・してください(黄瀬くん、ほんと出番ありすぎてしょう。恨みますよ?)》)
(え、黒くんも?)(《黄瀬くんに許可出しといて、僕には出さないってことはないでしょうね?(黒笑》)(いえ、そんなことはないです(黒君も赤くんと同じように、電話やメールの威圧感半端ないです・・・))
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