私の物語

□11色 
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―海常―





 『はぁ、はぁ・・・・やっとぉ・・・やっとついた・・・・・・。』



八「ついてないでしょーが!
 海常には着いたけど、本当に着くって言えるのは、体育館だからね!


  それにしても、ほんと体力ないよね。息切れしてるなんて」




 困ったように八重ちゃんは私を見る。
そんな目で見ないでよ、八重ちゃん!!
息切れしないでここまでフォーム崩さず走ってきた八重ちゃんが羨ましいよ!
その体力とフォーム、私にください!






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――




―体育館―





八「うげぇ・・・相変わらずこのギャラリー・・・」



 『しかも、もう黄瀬くん出てる・・・。



  って、えぇ!?今、第3Q!?』





 黒くん、ごめんなさい!
遅れました、第1Qでいけるかなーなんて甘いこと考えてました!!





八「黒子くん、怪我しとる・・・から引っ込めたのと効果が切れて引っ込めたの、
 どっちだと思う?」



 『自分からそういうの言わないから怪我だと思う。』






 カントクのリコさんやベンチ組の後ろで横になっている黒くんを横目で見ながら、試合感染をする。

 今のところ、誠凛が68点で海常が74点か・・・。






 『あ、あの人たち、』



八「どうしたの?」



 『前、きーくんに追われた時あったじゃん。』



八「うん、あったね。」



 『その時、海常の4番と5番に会ったっていうか・・・・』



八「ストーカー?ナンパ?」



 『みたいなことやられた。5番に』



八「しめt(『いま試合だよ!!』・・・あとでやるよ」



 『いいよ、やらなくて。』




八「・・・・あらら、沙耶、見てみ。黒子くん起きて試合に出ようとしてるよ?(苦笑」





 八重ちゃんは、フラフラとしてる黒くんを目に映す。
無茶し過ぎは勘弁だよ、黒くん。
カントクもカントクで止めてるけど、最終的に黒くんが勝っちゃうんだよなぁ・・・。





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――





 伊月さんから黒くんにパスが回ると、
パっと黒くんは違う人にパスを送る。





笠「慣れかかってたのに、また元のウスさに戻ってやがる・・・!
 第2・3Q、丸々20分ひっこんでたから・・!?」



八(んなこと言われても、知らんがな!!
 
  沙耶、置いてくればよかったよ!!
 でも、置いてきたら、怒られるんだよ!黒子くんに!
 全部試合見たかったよぉおおおおお!!)


 キッ!!


 『・・・・本当にすいません・・・(汗』





 それにしても、やっぱり黒くんが試合に出てるのを見るの、久々だな・・・。
一時期、バスケ部やめるってあったのを思い出すと、アホらしく思えてくるな・・・。
それに関しては、青くん感謝してるけど、開花する前にm(八「沙耶」





 『!』


八「辛気臭い顔すんなって。
 高校になってからのあいつたちの初試合見てる中で、違うこと考えないでよ。」



 『・・・そうだね。』





 私たちは会話をやめて、試合を見ていた。
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