私の物語
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『緑くん、来てたんだね』
緑「別に通りかかっただけなのだy(八「とか言っといて、バッチリ校内に入ってるし、あんたの学校は東京じゃん」・・・黙るのだよ、八重橋」
『まぁまぁ、2人とも』
高「知り合いなの?」
緑「中学の時のマネージャーだ。」
高「え!?」
と、驚いた後、私に目を向ける。
私は、そうだよと表すように、コクリと頷いた。
八「てか、その様子だと、黄瀬にあったんだね」
緑「あぁ。」
『どうだった?』
緑「悔しがってたように見えたのだよ。
だから、オレは、やはり、遠くからシュートした方がいいと言ってきたのだよ」
八「へんな台詞付きで?」
緑「・・・変な台詞とは?」
八「“人事は尽くしてる”やら、”オレのシュートは落ちん“やら」
高「ブフゥッ!!?」
確かに、変な台詞だ。
本人は至ってまじめにいうのだけど・・・
緑「・・・それより、2人は遅刻か?」
八「『は??』」
緑「違うのか?」
『まず、学校違うけど、』
緑「なら、おまえ等の学校は、なんという学校だ?」
『立海です』
そう答えると、マジで言ってるのかこいつという、目で私を見てから、
何故、そこに通う?と、聞いてきた。
『だまされたんですよ』
緑「・・・・・・それで、詐欺にあったことがないとか、嘘だろう?」
『本当だよ。
あ、私、傘 沙耶。』
高「オレ、高尾和成。よろしく、沙耶ちゃんと・・・八重橋さんだっけ?」
八「ん。八重橋 柚。」
高「よろしく、柚ちゃん」
ニカッと高尾くんは笑う。
好青年です。小さい子からお年寄りまでモテそうでね。
ドヤ顔でいつも言う緑くんとは、大違いです。
高「騙されたって言うけど、どういうこと?」
緑「こいつ・・・傘は、騙されやすく、あまり人を疑う性格ではないから、八重橋が“黒子がここに入る”とうそをついたら、その嘘にまんまと騙され、今に至るってことなのだよ。」
高「・・・沙耶ちゃん、素直になるのはいいことなんだけど、
少しは人を疑おうぜ?」
『な、これでも、疑ってるんですよ!?』
八「だけど、その疑っているときこそ、いつも本当っていうパターンだよねー」
高「・・・なんだ、それ?(苦笑」
『だって・・・』
八「それよりさー、」
『・・・(泣』
高「まぁまぁ。
沙耶ちゃん、泣くなよ。な?」
『あ、ありがとうございます・・・(泣』
そ、それより・・・!?
私のことはそれよりなの!?
八「黄瀬がどこにいるか知らない?」
緑「あいつなら、さきほど水道で会ったのだよ。」
八「嘘言うなよ、会いに行ったんでしょ?」
緑「ふん。
まぁ、まだいるのか分からないから、校門で待ち伏せした方がいい。」
『ま、まちぶせ・・・』
八「怯えるなよー、」
高「何かあったのかよ?」
八「あー、ただ怯えてるだけ。
待ち伏せという単語は怖いらしい。」
八重ちゃんの後に緑くんが、「あと、セミとザリガニなども、そうなのだよ」
と、付け足す。
いいよ!付け足さなくて!!
ていうか、その生物たちを嫌いになってはないけど、
青くんが私の目の前で、ずいっと腹の方を見せたから、もうあの日の思い出はトラウマですよ!
笑える思い出じゃありませんよ!!
『と、とりあえず、行こうよ!ね!?』
八「待ち伏せだけど?」
『それでも、いいから!!』
高「なら、真ちゃんも見るもの見たんだし、校門まで一緒に行こうぜ」
緑「なぜ、オレまで」
高「いいからいいから!」
高尾君ってどこから、チャリアカー漕ぐ力持ってるんだろう。
しかも、緑くんが行ってるところは県外の秀徳だし・・・。
高「沙耶ちゃん、どうした?」
『あ、いえ、なんでもないです』
ま、気にしてたらダメだよね・・・。
私たち4人は校門まで一緒に行って、別れる。
なぜか分からないけど、高尾君とメアド交換しました。
本当に何で??
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