私の物語

□13色
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「おじゃましまーす」

「ひっろ!」

「和室か・・・」

「じゃますんぜー!」

「プリッ」




結局は入れてしまった。
誰を?団体様ですよ・・・、立海の男子テニス部レギュラー様方です、はい。

横長テーブル、隣室からもって来なければ足りないや。




『きーくん、隣室からテーブル持ってきて欲しいです』

「りょーかい!」

「来客者、そんなに多いんですか?」

「まぁ、8人いるし。」

「ぇ」




黒くん、ポーカーフェイス!
疲れるって顔してるy(「沙耶ちゃーん、柚ちゃんー、どこー?」・・・8人じゃないわ、10人くらいですね。









「あ、黄瀬じゃん!」

「切原っち!この前ぶりっスね!」

『てきとーに座ってください。』

「お茶入れてくるの?」

『うん。黒くん、手伝ってください』

「分かりました」

『ごめんね』




黒くんに声を掛け、キッチンへと行くが、




「探検しにいってくるぜよ!」

「あ、オレも行くぜぃ!」

「なら、オレも行くッス!」

「だったら、オレが案内するっスよ!」

「案内されるんだと探検になんねぇよ!」


「柚ちゃん、分かる?」

「みなちー、馬鹿にしてるでしょ!」

「八重橋さん、そこ違うぜ?」

「あー、もうこの兄妹はさ!!(イラ」


「和室メインだな」

「おばあちゃんと住んでいるんじゃなかったっけ?」


「荷物、ここに置いてもいいのでしょうか?」

「むっ、そうなのか?」




当然、こんな大人数のので一気に話されるとうるさくて、
黒君なんて、「学校にいる気分です」と苦笑気味だ。

それに、これより人数少ないけど、こんな風に一室に全員でいると帝光の頃のこと思い出す。





『お茶です』

「ありがとう、傘さん。」

「あぁ、傘。これ」

『お茶菓子ですね。
柳先輩、ありがとうございます』




柳先輩から、お茶菓子を貰い、開けてみると・・・。

おぉ、これは、くら●くりのものではないですか!
ぽく●くは、私のものだぁあああ!!

と、手を出そうとしたら、
「恥ずかしいことしないでください。」
と黒くんから厳しいお言葉を貰いました。

黒君だって、好きなくせに。
ぽく●くではないけどさ、福蔵。

見せびらかしたら、またお怒られるので止めとこう。




「傘さん、勉強捗っている中、押し掛けてしまいすいませんでした」

『い、いえ。
柳生先輩が悪いんじゃないんだし、謝らないでください』

「黄瀬くんが邪魔していたので、まだ勉強なんてやってませんけどね」

「!?」

『く、黒君!そう言うこと言わないの!』




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