私の物語
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「おじゃましまーす」
「ひっろ!」
「和室か・・・」
「じゃますんぜー!」
「プリッ」
結局は入れてしまった。
誰を?団体様ですよ・・・、立海の男子テニス部レギュラー様方です、はい。
横長テーブル、隣室からもって来なければ足りないや。
『きーくん、隣室からテーブル持ってきて欲しいです』
「りょーかい!」
「来客者、そんなに多いんですか?」
「まぁ、8人いるし。」
「ぇ」
黒くん、ポーカーフェイス!
疲れるって顔してるy(「沙耶ちゃーん、柚ちゃんー、どこー?」・・・8人じゃないわ、10人くらいですね。
「あ、黄瀬じゃん!」
「切原っち!この前ぶりっスね!」
『てきとーに座ってください。』
「お茶入れてくるの?」
『うん。黒くん、手伝ってください』
「分かりました」
『ごめんね』
黒くんに声を掛け、キッチンへと行くが、
「探検しにいってくるぜよ!」
「あ、オレも行くぜぃ!」
「なら、オレも行くッス!」
「だったら、オレが案内するっスよ!」
「案内されるんだと探検になんねぇよ!」
「柚ちゃん、分かる?」
「みなちー、馬鹿にしてるでしょ!」
「八重橋さん、そこ違うぜ?」
「あー、もうこの兄妹はさ!!(イラ」
「和室メインだな」
「おばあちゃんと住んでいるんじゃなかったっけ?」
「荷物、ここに置いてもいいのでしょうか?」
「むっ、そうなのか?」
当然、こんな大人数のので一気に話されるとうるさくて、
黒君なんて、「学校にいる気分です」と苦笑気味だ。
それに、これより人数少ないけど、こんな風に一室に全員でいると帝光の頃のこと思い出す。
『お茶です』
「ありがとう、傘さん。」
「あぁ、傘。これ」
『お茶菓子ですね。
柳先輩、ありがとうございます』
柳先輩から、お茶菓子を貰い、開けてみると・・・。
おぉ、これは、くら●くりのものではないですか!
ぽく●くは、私のものだぁあああ!!
と、手を出そうとしたら、
「恥ずかしいことしないでください。」
と黒くんから厳しいお言葉を貰いました。
黒君だって、好きなくせに。
ぽく●くではないけどさ、福蔵。
見せびらかしたら、またお怒られるので止めとこう。
「傘さん、勉強捗っている中、押し掛けてしまいすいませんでした」
『い、いえ。
柳生先輩が悪いんじゃないんだし、謝らないでください』
「黄瀬くんが邪魔していたので、まだ勉強なんてやってませんけどね」
「!?」
『く、黒君!そう言うこと言わないの!』
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