私の物語
□3色
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キャーキャーキャー
『・・・。』
八「沙耶、大丈夫?」
『ダメ・・・。
ちょっとはきーくんで慣れてたから、大丈夫だと思ったんだけど、人酔いしそう(真っ青』
八「人酔いしそうって、顔、真っ青じゃん!
さっさとここ通って、教室に行こう!」
そう言って、八重ちゃんは私の手を引いて人混みを通り過ぎ、校舎の中に入った。
−1-B−
八「おはー」
?「おそよう!」
八「おそようって、あんたがすごい早起きなだけじゃん!」
?「あはっ。
そうかい?うちはいつも4時に起きて学校に行ってるだけだよ(笑」
『学校、まだ閉まってますよ(苦笑』
この早起きすぎて、学校がまだ開いてない時間にくる子は、七夕 みな(たなばた みな)。
私と八重ちゃんがこの学校に来てからの初めての友達。
八「みなちー、ここのテニス部ってアイドル的なこと言われてるけど、
あたしらが、さっき通ったところ、人混みってことは、そのテニス部?」
七「おお、せいかーい。よくできました。
今なら、花丸以上にしてあげましょう!」
八「うん、いらないや。気持ちだけもらっとくよ。
で、何故アイドルなの?」
七「それは、イケメンが1番の理由だね。
2番目にテニスで有名とか?」
『なんで疑問?』
七「だって、イケメンしか思い付かないし」
八「だけど、あたしらもあたしらでデルモに会ってたしね。
消えろって思うくらいね」
あー、きーくんだ。きーくんしかない。
青くんと一緒になってきーくんのことイジってたし。