私の物語

□9色
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 『ねむい・・・』




 家の前について「じゃ」と別れようとすると、きーくんはまた「今日も泊めて欲しい」と言いだし、
私たちは驚いて、家にすぐ入り、ドアを閉めようとしたら、きーくんはそうはさせるか。と言うように、ドアを開けようとする。
しばらく、そのやりとりを続けてたら、気にしてたのか、おばあちゃんが来て、「涼ちゃんが泊まりたいのなら、泊まっていきなさい」ときーくんに言って・・・今に至る。




黄「ね、ね、トランプしよ!」



 『それ何回目ですか、もう17回目ですよ?』



黄「トランプでも、ちゃんと違うゲームじゃないっすか。」



 えーっと、ババ抜きにー七五三ー、神経衰弱ー・・・と指折り数えて次々と何をやったか口に出す。


 よくもまぁ、飽きないなぁー・・・と思う。



八「あがったから、次、風呂にはいるのは黄瀬くんね。」



黄「ん。

  あ、柚っち、思ったんすけど・・・」



八「あー、今日もやるから。」



黄「オレ、また殺られるんスか!?
 いいかげんにサヤっちのふr(八「早く入れ、エロワンコ。」い”だいっス(泣」




 八重ちゃんはその先は言わせないと、きーくんの頬を抓る。
うん、痛そうです。


 八重ちゃんは、きーくんを抓るのをやめて、「テレビつけてー。」と私に言う。
眠いのに。ってか、なんで、眠い人を優先にしてくれないんですかー。


 きーくんは、泣きながら風呂に入る用意をして部屋を出て行った。




−−−−

−−


黄「サヤっちー、お風呂ッスよー。」



 『うん。』




 きーくんが私に風呂に入れと言うと、八重ちゃんはきーくんに笑いかける。




八「さ、黄瀬くん、オネムの時間ですよぉ?(笑」



黄「狽ス、タンマ!!」



 『八重ちゃん・・・(苦笑』



黄「サヤっち、助けて!」



 『ごめん。
 私、お風呂入って早く寝たいんです。』



黄「!」



黄(サヤっちのお風呂上がり!)



八「黄瀬くん??(笑」




 なんか、ニヤニヤし始めたんですけど、どういうこと?
気持ち悪いんですが・・・


 とりあえず、ここから逃げたいし、早く寝たいからお風呂に行くか・・・









――――


――







 『八重ちゃーん、ドライヤー・・・・え!?』




 風呂から上がり、部屋に戻るときーくんが倒れていた。




 『え?さっきまであんなにトランプやろう!とか言ってたのに、何があったの!?』



八「気にしなくていいよ!
 ドライヤーなら、そこの棚のかごに入れてあるよー。」



 『でも、きーくん・・・』



八「大丈夫だから心配しない!」



八(黄瀬くんが沙耶の風呂上り姿を見たいって言ってたから、
 いつも風呂入ってる時に殴って気絶させてるんだよ。)




 八重ちゃん、汗かいちゃってるし・・・。
きーくんの顔に、殴ったような跡が付いてるんですけど・・・八重ちゃんだろう。
それを言いたくないんだね・・・。





八「それにしても・・・火神くんのこと、どう思う?
 あたしは、黄瀬は倒せると思うけど、青峰と戦ったら終わるんじゃないかな」



 『でも、私は黒くんが選んだ人ならできると思う。理由がアレだけど。』



八「そ。
 じゃ、あたし寝るわ。こいつは、廊下で寝させておくよ」



 『おばあちゃんに怒られますよ(苦笑』




 八重ちゃんは、きーくんの足を掴み、部屋を出ていく。
途中、鈍い音が聞こえてけど、気のせいにしておこうと思い、ドライヤーを取り、髪の毛を乾かし始めた。





9色END








(サヤっちー、おはようっス〜!)(君は今日の準備してないんだから早く家に帰れ!)
(大丈夫っスよ!置き勉してるんで!)(じゃあ、朝練行けよ)(今日はないっスよ!)(誠凛と戦うんでしょ!今週末!)(応援楽しm(ごめん、私たち、黒くん応援するんだ)ひどっ!!)
 

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