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□君の視線の先に
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ガヤガヤしているギルドの端っこ。

あたし、ルーシィは、なんとも言えぬ思い気持ちを抱えていた。


・・ありえない。グレイのこと、好きだなんて。


それは昨日のこと。

あたしの小説を読んだグレイのある言葉のせいで気付いた。





「・・主人公の恋する気持ちが、上手に書けてんな。まるでルーシィが、このヒーローに恋してるみてぇだ。」

「ッ・・本当?」

「ああ。」


それが本当なら、あたしはグレイに恋をしてるってことになる。

だって、その小説のヒーローは、グレイをモデルにして書いたから。
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