love?love!!

□再会で赤司くん!!
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〜プロローグ〜
アメリカから飛行機に乗って数時間。
久し振りに日本に来て、驚いた。
「日本の春は暖かいんだなー」
独り言を呟きながらキャリーバッグを片手に、空港を出る。
日本は5年振りだ。とりあえず、自分の家を目指す。
そして、気付く。
私…土地勘無いんだっけ。

結局タクシーをつかまえて家の住所の書いてあるメモを渡して、なんとか家に着いた。
早速自分の部屋に荷物を置いてキャリーバッグから白いブレザーの制服一式取り出してハンガーで壁にかける。
帰国してまだ何時間も経ってない。
だが!!物凄く忙しいことに、明日は私がこれから通う中学の入学式なのでした…。

〜5年振りだね〜
いま、私はネットで調べた地図を見つめている。そして歩きながら思う。
帝光中学校。
とは、どんな所だろう。
校舎は綺麗かな。生徒は多いのかな。
まぁ、結果楽しけりゃいーや。
結局自己完結と言うね。

帝光中学校。よし、ここだ。
無事、着いてみると早速、玄関らしきところに人だかりが出来ていた。
多分、アレだな。クラス発表。
って、ことで!!私も見に行きますか。
意を決して人だかりに突撃しようとした時。
ドンッ!!
はい。人に突撃しちゃいましたー。
「すみません!!大丈夫ですか!?」
もちろん、謝ったさ!!
すると、その人は一瞬驚いた顔をして私のことをじーっと見つめる。
そして、口を開いた。
「お前…咲間か…?」
…えっとー。
なぜ、私の名前を知っている。
不思議に思って彼を見つめる。
赤い髪、透き通った綺麗な赤い目、白い肌…と言うか、この人って、
「赤司くん…?」
ふと、思い付いた名前を呼んでみる。
すると彼は、あぁ。と頷く。
「やっぱり咲間か」
って、ぇぇぇぇええ!?

よし。
少し整理してみようか。
えっと、入学式で人だかりに突撃しようとした時ぶつかったのが、私の幼馴染みの赤司だ、と。
うん。わかった。
とりあえず。
「赤司くんー!!お久し振りだね!!」
再会の喜びを全力で伝える。
そうだよ、笑顔は大事!!
すると赤司くんは無表情で言う。
「お前、いつ帰ってきたんだ?」
スルーかい。そう思いつつ答える。
「昨日帰ってきたばかりなんだよ」
「何で連絡寄越さないんだ」
「いや、よく考えたら私、赤司くんのメアドも番号も知らないんだよね!!」
「だったら僕の家まで来ればいい」
「あのですね…正直、私は赤司くんに忘れられているかと思いまして」
俯き気味に答えると、赤司くんは目を細めて昔してくれたみたいに頭を撫でてくれて、言う。
「咲間は相変わらず馬鹿だね」
「失敬な!!」

クラス発表を見に行くと、私と赤司は同じクラスだった。
「やったぁ!!私と赤司くん、同じクラスだよー!!」
「はぁ…」
「なぜ、ため息!?私は嬉しいのに!!」
「…嬉しいのか?」
何でそんなに不思議そうなの。
「嬉しいよ!!だって、この土地5年振りだし、知ってる人居ないから…」
「やっぱ、お前馬鹿だ」
「5年振りの再会でその態度!?本当に失礼だね!!よし、教室行こう!!」
そう、言い返してごく自然に赤司くんの手を握って歩きだす。
赤司くんは黙って手を握り返してくれた。


01
こんなグタグタ文章ですみません…
まだまだ、グッタリと続きます←
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