vs.キラ

□「a guardian angeL」
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「a guardian angeL」

あの夜、彼等はあの世へ、旅立つ筈だった。

1人は、銃殺。
1人は、心臓麻痺。


原因は、どちらも、人間によるモノだ。
打つ手は有る。

だから、彼等に、双子の死神を預けた。


結果、双子の死神は、私の思惑通り、彼等を守護る為に、代償として、罪を重ねた。



双子の死神は言った。

処刑人は、殺人罪に問われるのですか?、と。
罪を犯した者を裁き、殺す者は、罪人ですか?、と。

私は、その答えを持ち合わせてはいなかった。


だが、思う。

多少の犠牲は、必要だと。



彼女等の“死”が、彼等を生かす為に必要な代償だったとしたら、
神になり損ねた哀れで愚かな男を暴き出す為だったとしたら、
世界を変える為だったとしたら、それは、多少の犠牲だったと言えるだろう。


ともあれ、彼等の内の1人は、怪我を負ったが、生命に別状は無いと言う事なので、良かった。



ノートが燃やされた現在、私が蘇るのも、時間の問題だろう。




それまで、その子達を頼みましたよ。
マット、メロ。

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