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□ちゅーして
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「眞弥ちゅーして」
「やだ」

いつもこう
「やだ」って即答で答えるの

「なんで?ライブではシてくれるのに…」
「ライブはライブ。プライベートとは違うだろ」
「…ひどい」

付き合ってからプライベートでは一回もシてもらえない

「眞弥は、僕のこと本当に好きなの?僕は眞弥が大好きなのに…。眞弥の気持ち分からない。今まで好きって言って貰った事も無いし…」
「それは…っ」
「いつも僕から抱きつくだけで、抱きついたら“やめろ”って突き放すし…手だって、繋いでくれない…」

「…」

「僕がどんなに寂しい思いしてるか分かる?」
「……」
「そうやって黙ってさ、いつも逃れようとする。そう言えばね、この間武政に告白されたんだ」
「…ッは?」

「眞弥が僕に気がないなら…僕、眞弥の事大好きだけど武政で我慢する。武政だって「今は忘れなくていいから、俺が忘れさせる」って言ってくれたもん…」


暫く沈黙がつづく


「じゃあ何で泣いてんの?俺日和に嫌いなんて言ったことないしそれに…」
「僕の事好きとも言ったことないよね」
「だから…」 
「だから何なんだよ!!僕もう…限界だよ…ふ、うぅ…」

立ち去ろうとした日和の腕を掴み思いっきりひっぱり自分の所に寄せた眞弥

「泣くなよ…」ボソッ

ちゅ…

「!…ん、やめ…」
ぬるっと舌が唇をこじ開けて入ってくる
「ふ…ぁ、んん…やだ」カリッ
「…ッち」
「くちゅ、んぁ///や、はぁ…」
唇をかまれたので少し血の味が混じる
眞弥は掴んでいた腕を放し背中に回す


クチュッ

唇をはなし近くにあったソファに日和を押し倒した
涙目でキッと睨みつける日和

「最低…眞弥のばかぁ…ふぇえ、ヒック、ぐすっ」

「あのさ…」

急に聞き慣れない優しい声で呟いた
「…な、に…」
「違うんだよ。俺…性欲強いから…だから歯止めが利かないの。お前にキスなんて俺だってしたいし、セックスなんてもってのほか。日和の笑顔みる度にドキドキしてしょーがねーの。ちょっとした仕草とかが可愛すぎたり、日和は誰にでも優しいし笑顔振りまくし…無防備だし。だから!…武政に告白されたって聞いてお前が武政にとられるかと思った。大体アイツがお前の事好きなのはずって前から知ってて…」

「!」

ペラペラとひとりで喋る眞弥を見て日和は驚いた

「俺だってずっと前から好きだった。だから日和に告白されてすげー嬉しくて。その反面すげー恥ずかしくって、日和の顔をみる度ドキドキしてコレじゃあ好きなんて言ったら恥ずかしくて死にそうだし。メンバーの皆だって日和の事好きな奴がほとんどなんだよ。だから隙みせたら日和がとられるし…。俺の日和がとられる…そう思ったら怖くなった。だけど俺こんな性格だから…。」

「…う、ん」

「俺は日和が好きなんだよ!大好きなの!!今にでも襲いたい、ぐちゃぐちゃにしたい、満足するまで抱き締めたいんだよ…。」

そしてぎゅっ優しく包み込んだ

「ごめん、日和。お前がこんなにツラい思いしてるの知らなくて。ごめん。ごめんな…愛してる…」


「じゃあ、眞弥…ちゅーして」
「いま?」
「そう、満足するまでちゅーして欲しい」
「でも、歯止めがk…

ちゅっ

「へへ///」
「お前…ふっ…後悔すんなよ」

日和の首に顔をうずめようとした瞬間

ガチャ…ン

「眞弥ー明日のスケg…

「みみみ参、輝…!?」
「!?」

「イチャツいてるの初めてみた…。ごめんな!2時間後くるわ!」

「あっ、おい!」
「「…///」」

「あはっ…大丈夫眞弥!夜がある!」
「しょーがねーや!笑」






end






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