Paro

□#0 taste-プロローグ
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あいつが俺の前に現れたその日は、鼻の奥をツンっとさせるような特に肌寒く風の強い秋の日だった。

街路樹の木の枝が激しく揺れ、葉が落ちていく。

道路の中心で踊るように舞う葉は、未来の激しく揺れる心のカタチを映していたのかもしれない。
 

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