忍たまメモ

□君の言葉で…
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私の名は諸泉尊奈門。タソガレドキ忍軍忍び組頭、雑渡昆奈門に仕える者だ。

突然だが…忍者の三禁だとか言うけれど、好きになってしまったものは仕方がないと思う。例えそれが忍術学園の顔馴染みと恋仲だったとしても……

~君の言葉で…~

私の今日の仕事は、忍術学園六年は組の善法寺伊作くんに組頭からの手紙を届けに行くこと。まぁ私の場合、他にも目的があったりするが

尊「こんにちは、タソガレドキ忍者の諸泉尊奈門です。組頭から手紙を預かって来ました。善法寺伊作くんをお呼び下さい」

彼を呼べば必ずと言って良いほど恋仲であるという彼女が現れる。実はその彼女が私の思い人だったり…っとそんな事を考えていると突然門が開き伊作くんが顔を覗かせた。

伊「お久しぶりですね、諸泉さん。僕に何か御用ですか?」

尊「あぁ、組頭からの手紙を届けに来たんだ。元気だったかい?」

伊「はい。このとおり元気です。諸泉さんもお元気そうで何よりです」

尊「うん、まぁね……っところで『伊作ーっ!!避けてー!!』…!?」

そう叫びながら走って来る彼女…っと何故か凄い勢いで此方に向かって飛んでくるバレーボール。

伊「名無しさん?どうしたのってええぇぇぇ!!?」

「っ伊作!!__ ___っ」

私は咄嗟にボールを打ち返した。
伊作くんだからかも知れないけど、やっぱり一番は、彼女が居たから……少しでもいい所を見せようとしてたのかも。

尊「伊作くん、怪我はないかい?」

伊「っっはっはい…大丈夫です」

尊「そうか、それは良かった」

伊作くんの無事を確認し、安堵していた所、先程走って来ていた彼女が気になり視線を向けると目の前に彼女が居て思わず大声を上げてしまった。


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