黒子のバスケ連載 俺と先生

□第一章・春が来る日
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<第一章・春が来る日>





彼女と出逢ったのは
高校の入学式前日
雨がたくさん降っている
寒い、寒い夜だった




----------------------ザァー


(うわー…最悪、すげー雨降ってる…)


売れっ子モデル、黄瀬涼太は
入学式前夜にも関わらず仕事をしていた。


(傘とか持ってきて、ないんスけど…
仕方ない、走るしかないっスね)


今回の仕事場は少し都会の中心部から外れた場所で、
人通りが少なく、タクシーも勿論通らない


(少し走れば町に出るっス…
あっあの喫茶店で雨宿りして、)


小さな喫茶店の入り口に入ると中から罵声が聞こえてきた


「何が起こってるんだ……?」
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