めいん
□こたつにみかん
1ページ/2ページ
今オレは、伊月とオレんちに来ている。
ただまったりとこたつでぬくぬくしているだけだが、伊月と居るだけで幸せ。
……なんて伊月に言ったら引かれるだろーな。それとも顔真っ赤にして照れんのか?
だとしたら可愛い、見てみてー。
こたつの中で伊月の足と触れる。
「うわっ冷てぇな伊月」
「んー、冷え性だからなー。日向の足あったかい」
と言ってオレの足から離れようとしない。
「冷てぇよ」
「いーじゃん」
まぁ、伊月に触れてるってか…………悪くない。
とか考えてると顔がニヤケそうになった。
「おなかすいた」
「そこのみかんでも食ってろ」
こたつにみかん。定番だが最高だ。
何やら口をぱくぱくしてる。
「なんだよ…………」
でも伊月の頼みは断れない。おまけに冷たい足でツンツンしてくる。
しかたねーな、とこたつの上のみかんを1つとり、それをむく。
「ほら」
ひつとぶ取って伊月の口の前にやると、少し顔を前にだしてみかんを食べる。ついでにオレの指まで舐めやがる。
「ちょっ」
「ありがと」
もっとちょーだい、とニコッと笑う。
「……襲うぞ」
「えっごめんなさい」
指舐めるとか反則だろバカ……///