MIX!MIX!!MIX!!!
□ブルーフェスティバル開催!華麗な一次審査
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―――ブルーフェスティバル、一次審査
ブルーフェスティバル開催!華麗な一次審査
ノゾミさんとシュウくんに宣戦布告をされた次の朝、ついにコンテストが始まる。
今日はポケモンの美しさを見せる一次審査。
形としては前夜祭と変わらない。
審査員はポケモン大好きクラブカントー支部のダイスキさん、ハナダジムポケモンセンターのジョーイさん、コンテスト協会の会長であるコンチェさん、そしてBF(ブルーフェスティバル)責任者のカスミだ。
各々ポケモンを一体出し、最高三つの技を審査員に見せて100点満点(一人25点)で競う。
シンプルなんだけど、どれくらいポケモンを育てているかが分かる、コンテストの第一関門だ。
今、私は控え室で応援に来てくれたレッドや総悟たちと話をしていた。
「昨日の演技はすごかったな。さすがの銀さんもびっくりしたわ」
「ありがとう。それにしてもやっと出番きてよかったね」
「そ、そんなことないし!銀さん主役なのに出番少ないとか思ってないし!やっと出番だからってそんなに嬉しくないし!」
「そんなことなかったネ。今日の朝飛び跳ねてたヨ」
「やっぱり…気にしてたんですかィ、旦那」
「そ、そんなことないからね!」
「……まあまあ。それ以上否定すると空しくなるだけ」
「れ、レッドくん…!」
「…でも新八より出番少ないのはウケる」
「レッドさん、そんなはっきり言ってあげないでくださいよ。銀さん気にしてるんですから」
「何なの!?マジ新八お前何なの!?」
「みっともないぜマダオ。それ以上何も言うな」
「うっせーんだよ!ボンジュール!」
「なっ…!」
あーあ、グリーンの黒歴史に触れてしまった。
「お前だってうるせーよ出番なし!」
「ボンジュール!!」
「出番なし!!」
「「…………」」
「すいません、二人で言い合って二人で凹むのやめてもらっていいですか」
新八の言う通りである。
っていうか…
「アンタたち一体何しに来たの」
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