Treasure

□好きの理由
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放課後、夕陽の光が教室の窓から私達を照らす。

今日は、久しぶりに二人とも部活がなくて、教室でのんびりと過ごしていた。

他愛もない話、頭を優しく撫でてくれる大きな手、低くてとても落ち着くその声も、私は凄く好きだ。

ふと、気になった事を聞いてみた。

『ね、周助は私のどこを好きになったの?』

カップルなら、一度は聞く質問ではないだろうか。

周『そうだね。小さくて可愛いところや時々ドジを踏む所も、好きだな。
高い声も、僕の為に毎朝早起きして登校してくれる健気なところも、全部大好きだよ。

でも一番は、僕にも良くわからない真実の魅力に、惹かれたからかな』

そんな事を笑顔で言うものだから、きっと今私の顔は真っ赤だろう。

『‥あ、ありがとう//』

周『真実はどうして僕を好きになったんだい?』

『私は――‥』




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