THE PRINCE OF TENNIS
□苦く甘いチョコレート
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「はぁ…」
「はぁ…」
「は「うるさい」ごめん」
「で?どうしたの?そんなため息ばっか吐いて…どうせ周助のことだろうけど」
「正解!」
「で?なんなの?」
この子留夏は私の友達であり、不二くんの幼馴染みなんだとか
そして今、昼休み私は不二くんに片思い中なので恋の相談を…
「ふーん、チョコ…ねぇ」
そうもうすぐバレンタインなんです
「どうしようかな…」
「渡せばいいじゃん」
「それだよ !!どう渡すかだよ!!」
「お…おう」
そんなに怒鳴らなくてもという留夏の言葉にハッとし教室を見渡すと皆私達のことを見ていた…恥ずかしい…これは恥ずかしい…と思いつつ何事もなかったように私は自分の席で俯く、私を見ていた人の中に菊丸くんと不二くんが見ていたとか知らない、というか信じないと思いながら私の頬は火照っていく
「ふっ」
上から笑い声が聞こえたと思い前を見ると留夏が笑っていた
「笑うな!」今度は小さい声で言う
「いや恋する乙女は可愛いね」
「なっ!?///」
「ごめんごめん真美が面白いほど可愛いから」
可愛いとかこいつに言われたくないんですけど…
毎年この学年の男子だけで密かに行われてる青春学園ミスグランプリで3年連続1位だこいつは
多分女子で知ってるのは私だけであろう
たまたま忘れ物をしてそのイベントに出くわすのが三回あったからだけど
運がいいのか悪いのか…
3回とも1位しか見れてないけどね
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