THE PRINCE OF TENNIS
□心からのお祝い
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もうすぐ彼の誕生日です
「ねぇー留夏ー」
「どうした?不二くんの誕生日になにしていいかわからない?」
「…御名答」
「…アンタねぇ…誕生日くらい自分の知恵使いなさいよ、その方が不二くんも喜ぶと思うよ?」
「そっかなぁ…」
「うん!そうだよ!」
「ありがとう…考えてみる!無理だったらまた相談するね!」
「無理」
「…え…」
彼の誕生日は2月29日です
なので今年もありません…
いつ祝ったらいいのだろう
あと一週間あるし、準備に取り掛かるぞ!!
そして私はサボテンのストラップみたいなのを作ろうと提案したのだが裁縫なんて苦手で自分の指に刺してばっかりだ…痛い…
そして早くも今日は2月27日
学校につき自分の席に座り
自分の手を見る
「あはっボロボロだな」
そう呟くと
「どうしたの?その手」
いきなり声をかけられもしかしなくてもこの声は周助だ
「え、えっとね、ちょっとしくじった」
冷静に答えたはずだが多分冷静ではない
そして冷や汗が尋常じゃない
「なにしたらこんなにまでなるの?」
といい私の席の前に座る
この手のことについて詳しく聞こうとするのか!
…それより…
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