THE PRINCE OF TENNIS

□sleep series
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真美の家にお邪魔させてもらったが…

『スー、スー』

寝息しか聞こえない…
しかも寝てるのに僕を真美の家に入れさせてもらう時点で不思議だ

でも寝顔も可愛いなと僕は思わず笑ってしまう

『んー……しゅー…すけ…ぇ』

その甘く可愛い寝言にビクっとしてしまった

クスっどんな夢…見てるんだろう…

僕は気づかれないようにベッドに乗り出し真美の頭を撫でた

すると嬉しそうに僕の方に寝返りをうつ

『んー…ん?』

目が覚めたかな?

「クスッおはよう」

からかうかのように言ってみる
「えっ?不二くん?なんで…」

あたふたしながら顔を赤く染める真美

「夢じゃないよ…ね?僕の名前わかるよね?」

「不二く…!!」

僕は真美の口を塞いだ

「僕の名前…だよ?」

「んーんんー!!!」

苦しいのか悶えている

「あっごめんね」

僕は塞いでた手をすこしやりすぎたかなと思い離した

「寝言で甘く言ってたよ?僕の名前…」

「言ってない…よ………周…助…」

赤い顔で目を反らしながらもチラチラ僕を見ながら応える

「クスッ良くできました」

真美の頬はまだ赤い
クスっ本当可愛い

「じゃあ僕はもう帰るね…!!っ!」

帰るねという声を聞いた瞬間真美は僕の服の裾を掴んだ

「…帰ってほしくない…ずっと…周助といたいな…」

なんて涙目で言ってくる真美
本当にずるいよ君は…

「クスッ君が望むなら僕は君と一生、生きていくよ!僕は大歓迎だし…ね?」

「…?」

理解はできてないみたいだ

またいつかわかってくれると嬉しいな






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