THE PRINCE OF TENNIS
□橙ゲノム
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キーンコーンカーンコーン
「今日はもう終わりだ、はい号令」
「起立」
ガタッ
もう授業終わったのか…
…眠気が吹っ飛んだな
今日は掃除なしだからすぐホームルームも終わり
一日がこんなに早いと思ったのは初めてだ
『周助!!今日も部活?』
私は幼なじみの周助のほうに向かいいつもの質問をした
「うん、そうだよ…ごめんね真美」
『うん…だっ大丈夫!』
「真美!!っ」
そのまま走りだそうとしたら周助に腕を掴まれ止められた
『何?』
べつに一人でも帰れるけど
でもパッとしないのは傍に 多分君が…周助がいないからでしょう
周助は私の質問に答えず私の顔をずっとみてくる
「…ごめんね…バイバイ」
何かを悟ったのか私の腕を掴んでた手を話テニスバックを手にグラウンドのほうに向かっていった
相対なんてしないでよ
君なんか…周助なんか…嫌い…
ハァ…居場所がないな
帰ろう
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