虹(hyde×Ken夢)連載

□【虹】第一章
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俺の人生を左右する
運命の人は
 
 
意外に身近なところにいた‥
 
 
 
――Ken side――
 
 
L'Arc〜en〜Ciel活動休止中
皆はそれぞれソロやユニットで活動していたが
怠け者で遊び人の俺は
また女と別れ特にすることもなく
どこかにあるだろう刺激を探していた。

ある日コンビニで雑誌を立ち読みしていると
暫くロンドンで暮らすと言って日本出たGacktの記事が‥

―せや!ロンドン行こう!―

まるで そうだ京都へ行こうみたいな軽いノリで
Gacktのいるイギリス、ロンドンへ
刺激を求めに行こうと決めた。

Gacktにはあらかじめ電話で承諾を得て
俺はいそいそと出発の準備を始める。
 
“ロンドン”

Gacktはロンドンの少し町外れの静かなところに住んでいた。

K「‥なんやこれ肇

Gacktに聞いた通りの住所に着くと
黒い立派な門の中に白く大きな洋館がそびえ立っていた。

K「Gackt?多分着いたんやけど‥なんか凄い屋敷が‥」

俺はGacktに確認の電話をした。

G「ん、それで合ってるよwちょっと待ってて?」

―こんな凄い屋敷に住んでんかぁ―

Gacktは白い扉から出て来て
俺の目の前のこの立派な門を開けてくれた。

G「いらっしゃいKenくん。」

K「いらっしゃいました‥しかし凄い屋敷やねぇ」

G「僕の趣味だよ。」

なんて微笑みながら俺を
屋敷の中へ案内してくれた。
 
G「疲れたでしょ?二階の空いてる部屋、自由に使って?」

K「あ、ありがとうな。」

Gacktは広いリビングの大きなソファに座った。
俺は荷物を抱え
これまた白く、少しカーブのある階段を上がって行った。

―なんか部屋ようけあるなぁ―
 
ゴンッ

K「いったぁ」

「えっ?」

急にドアが勢いよく開き
俺の肩にぶつかったのだ。

「ごめんなさい。‥ってかKenちゃん?」

K「えっ‥ええっ?NANA?」

部屋から出てきたのは
あの世界的アーティストNANAだった。

K「てかなんで俺の名前知ってるん?」

「L'Arc〜en〜Cielでしょ?それにhydeとは仲良しだしw」

NANAは笑いながら階段を降りて行った。

―なんでNANAがおるん?Gacktと付き合ってるん?あんな世界的スターが?ええぇぇ‥―
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