虹(hyde×Ken夢)連載
□【虹】第三章
1ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
h｢あっ‥せや奈名？｣
｢んー？｣
hydeは自らのﾃﾞｻﾞｲﾝで作らせた あのﾛｻﾞﾘｵを箱から出し
奈名の首へ付けた。
h｢これ､俺のﾃﾞｻﾞｲﾝやねん。もらって？｣
｢ﾛｻﾞﾘｵ？凄ーい‥かわいい//｣
h｢ほらっ｣
hydeはにこーっと笑いながら
自分もお揃いのﾛｻﾞﾘｵを付けて見せた。
｢あっおそろー
hydeありがとう//大切にするぅ｣
K｢hyde凄いなぁ､綺麗やしかわいいやん‥俺にはないん？｣
h｢えｗKenちゃんのまでは考えてもなかったわｗｗ｣
K｢けちーｗｗ‥あっ奈名もう行かなきゃ遅刻するっ！｣
奈名はKenに腕を引っ張られる
｢hydeじゃあね！電話するね！｣
h｢うん！お疲れ(泣)｣
Ｍｽﾃを期にsweet candyは毎日多忙‥
数々の歌番組やﾗｼﾞｵ､雑誌の取材からｱﾙﾊﾞﾑ､新曲､PV作り
奈名とhydeが会える日もなかなかなかった。
G｢奈名､日本では仕事ﾊｰﾄﾞでしょ？体大丈夫？｣
｢大丈夫じゃないからｵﾌちょーだい！｣
G｢今はまだ無理だなぁ｣
｢えー(泣)｣
G｢てかね今日は仕事っていうか会わせたい人がいるの､L'Arc〜en〜Cielのtetsuくん。｣
｢‥てっちゃん？｣
G｢そう。もう来るから｣
するとﾀｲﾐﾝｸﾞよく呼び鈴が鳴った
t｢あ‥NANAちゃんやぁ！こんにちは！｣
｢あ！初めまして！Kenちゃんお借りしてますm(__)m｣
t｢えーよえーよKenちゃんならいくらでも使ってｗ｣
tetsuはL'Arc〜en〜Cielのﾘｰﾀﾞｰでありながら
気さくな人。
｢ありがとうございますｗ｣
t｢って言ってもちょっとKenちゃんを返却してな？｣
｢え？ｗ｣
G｢実はね奈名‥てつくんから相談受けてんだけど､今後のL'Arc〜en〜Cielについて｣
｢あ‥再始動？｣
G｢うん､L'Arc〜en〜Cielは今月中に事務所を脱退して独立するんだ。それから再始動なんだけど新生L'Arc〜en〜Cielは‥奈名みたいに世界ﾃﾞﾋﾞｭｰしたいんだって｣
t｢NANAちゃんは俺らに‥できると思う？｣
｢普通に成功すると思うｗ｣
G｢それで‥だ､まずはﾛﾝﾄﾞﾝでﾗｲｳﾞをしてみたいんだって！｣
t｢でもﾗｲｳﾞとなると資金も莫大なものになるやん？だからGacktの顔でいいｽﾀｯﾌとか機材揃えてもろて‥あとは‥‥｣
G｢奈名にｻﾎﾟしてほしいんだって！奈名は英語も話せるしﾛﾝﾄﾞﾝでも信用あるし‥｣
t｢NANAちゃんにﾛﾝﾄﾞﾝに着いて来て欲しいねん！｣
G｢奈名聞いてる？｣
奈名は難しい話は苦手で
混乱していた
｢えっ‥あっ‥うん｣
G｢ｽｹｼﾞｭｰﾙは僕がなんとかするから､できるね？奈名？｣
｢L'Arc〜en〜Cielの未来がかかってんのに私なんかでいいの？｣
t｢NANAちゃんやからお願いしたいねん､NANAはほんま世界のｱｰﾃｨｽﾄやし信頼あるし‥俺らだけでは不安で‥でも別にNANAちゃんの七光りとか利用しようとかは考えてないで？｣
｢そんなことは思ってないよ。ただ私にできるかなぁ｣
G｢大丈夫､奈名はてつくんの思いをﾛﾝﾄﾞﾝのｽﾀｯﾌに伝えてあげればいいんだよ｣
｢通訳的な？｣
G｢だね､それぐらい気楽に行ったらいいよ｣
それならと奈名は引き受けた。
sweet candyが日本で活動して2ヶ月
その間､出したｱﾙﾊﾞﾑ一枚､ｼﾝｸﾞﾙ二枚
全て１位の業績を上げて
一旦休止しNANAはｿﾛでｼﾝｸﾞﾙを出した。
それも150万枚売り上げた大ﾋｯﾄになった
それを見届けてから
L'Arc〜en〜Cielのｻﾎﾟに入った。
L'Arc〜en〜Cielのﾘｰﾀﾞｰtetsuと共に
L'Arc〜en〜Cielが集まるｽﾀｼﾞｵに到着。
ﾒﾝﾊﾞｰはまだ何も知らず
ただ会議とだけ言われ
集まっていた。
t｢みんなおはよう。｣
h｢おはよう。今日はﾗﾙｸ再始動の話？｣
t｢うん､あ､入ってぇ。｣
tetsuは奈名を入れる
hk｢奈名？｣
｢はいｗ久しぶりぃ｣
t｢ゆっきー､こちらNANAちゃん｣
y｢あ､うん､yukihiroです。ゆっきーでいいんで｣
｢初めましてゆっきー｣
hydeとKenはぽかーんとしたまんま
tetsuはこの度のﾛﾝﾄﾞﾝﾗｲｳﾞの件とそこにNANAがｻﾎﾟｰﾄしてくれることを話した
h｢まじで？｣
K｢そらNANAなら信頼あるし安心やわ｣
｢まあ､通訳とかﾏﾈｰｼﾞｬｰみたいな扱いでお願いしますｗ｣
y｢でも忙しいのにいーの？｣
｢それはGacktが調整したから大丈夫､ﾗﾙｸとGacktの仲だし(*´｀*)｣
t｢で､今日はそのﾗｲｳﾞでの選曲と構成を考えて欲しいねん！なるべく海外受けの曲をNANAちゃんと相談しながらやっていこう。あ､hydeはいつものように構成もな？｣
h｢新曲は？｣
｢作るべきだよ！新曲初披露をﾛﾝﾄﾞﾝでやって和訳して日本に持って帰ろう！英訳は私がやるから｣
K｢せやな､そしたら日本でも話題なるし｣
y｢じゃあ､新曲もNANAちゃん協力してもらえない？僕ねNANAちゃんの反戦の考え尊敬してるんだ。そこをどうにか歌にして世界に伝えたい。｣
t｢ゆっきーいつになく積極的やな｣
y｢だってﾁｬﾝｽでしょ？僕らの世界ﾃﾞﾋﾞｭｰにしても反戦活動としても｣
h｢うん､いいな！奈名､俺とKenちゃんと奈名で新曲作ろう？｣
｢わかった！｣
こうしてL'Arc〜en〜Cielはﾛﾝﾄﾞﾝﾗｲｳﾞへ向けて動き始めた。