虹(hyde×Ken夢)連載

□【虹】第四章
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あれから2週間が過ぎ
ラルクが日本へ帰ってきた。

ロンドンで作った星空を引っさげて
NANAと共にMステ出場する


K「奈名ー!」

「あっ!Kenちゃあん」

奈名は勢いよくKenに抱き着く

K「なん?奈名寂しかったんかぁ?」

「そんなの寂しかったに決まってる!w」

K「えらい素直やなw」

よしよしと頭を撫でるKen‥‥の後ろから女性が近付いてきて
奈名の前でピタリと止まった。

「NANAちゃん?初めまして宝井の妻です。宝井はNANAの家にいるのかしら?」

Kenも奈名も唖然とした
宝井はhydeの苗字
この女性は紛れもなく
hydeの奥さんの恵さん
 
「えっと‥‥‥」

K「hyde 昨日帰ってないん?」

恵「ロンドンから帰るって言ってたのに、うちには帰って来てないの。だからNANAちゃんのお家にいたのかと‥」

「いえ、うちには‥」

そこへhydeが登場。
h「ちょ!恵なんでおるん?」

恵「アナタが帰って来ないからよ。NANAちゃんのお家じゃなかったみたいだけど、どこにいたの?」

h「NANAちゃんちって‥f^_^;がっちゃんちって言えよ。昨日は空港から直で仕事用の部屋に泊まった。近かったから」

恵「それなら連絡ぐらいしてよね!!‥NANAちゃんごめんなさいね?これどうぞ。」

恵はニコッと微笑んで
奈名に差し入れのケーキを渡した。
 
「あ‥ありがとうございます!」

奈名も笑顔で返す。

恵「私、NANAちゃんのファンなの。会えて良かった//」

「え?ほんとですかぁ?嬉しい//」

なんだかおかしなことになってしまった奈名と恵を
内心ハラハラしながら見るhydeとKen。

h「それで用はなんやの?」

恵「別にないけど、MステにNANAちゃんも出るって知って、つい来ちゃった」

h「もう帰りやぁ、奈名に会ってんからもうえーやろ?」

恵「まぁ‥じゃあ私はこれで」

「あっ!恵さんありがとうございましたぁ!」

恵「いーえ//頑張ってね!!」

奈名からして恵は恋敵‥ではあるが
恵の人柄の良さに
負けた気がした。
 
K「hydeぉ‥俺心臓止まりそうやったがな(泣)」

h「ごめんなぁ‥そう言えばNANAのファンやって言ってたわ‥」

「恵さん、いい人だね‥」

奈名はそれだけ言うと
さっさと楽屋に入った。

なんとなく嫌な空気が流れる中
ダイゴが現れた。

ダ「うぃーす」

h「おぅ!ダイゴ」

ダ「hydeさん今日もかっけー!‥‥あっ、ちょっと失礼します」

ダイゴは迷わず奈名の楽屋に入った。
h「え?なんでダイゴが?」

K「幼なじみらしいで、前奈名が言ってた」

h「そうなんや‥」

hydeは閥が悪く
奈名の楽屋には入りづらくて
本番終了まで話すこともなかった。
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