虹(hyde×Ken夢)連載
□【虹】第七章
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hydeとの別れを決意した奈名は
ﾘﾊﾋﾞﾘには通うという約束で退院することになった。
――hyde side――
退院すると聞いて俺は
奈名を迎えに来た｡
が‥‥奈名は俺の車には乗らないと言う。
h｢何ゆーてんの？どないしてん？｣
｢‥別れよ？｣
俺は耳を疑った。
聞き間違えたのか‥
でも何度聞き直しても答えは同じ
h｢なんで‥そんなん言うん？｣
｢ごめん‥もう‥hydeとは一緒にいられない｣
h｢いやや！奈名と別れるやなんて‥無理や！｣
俺は奈名を抱き締めた
強く 強く‥
｢ごめんなさい‥離して‥｣
h｢いややって！離さへん！｣
｢無理なのっ｣
奈名はそう言うと
俺を思いっきり突き放し走り去って行く
無理って‥じゃあなんで泣いてるん！
その後ろ姿を追いかけようとした時
腕を掴まれた！！！
h｢恵！！離せやっ！！｣
恵｢離さない！絶対！！！｣
強く言い放つ恵を
俺は振り切ることができなかった。
――奈名 side――
hyde‥hyde‥私は心の中でずっとhydeを呼んでいる
本当にに別れてしまった‥
走り出した時に少しだけ見えた恵さん。
hydeはもう恵さんの元へ帰っただろうな‥
ﾌﾟｯﾌﾟｯ‥
後ろからゆっくり近付いてきた車が
控え目にｸﾗｸｼｮﾝを鳴らして
振り返ると窓が開いた。
｢ﾔｽ‥？｣
ﾔｽはﾆｶｯと笑って車を止める
ﾔｽ｢乗りぃや‥って‥泣いてるん？｣
｢泣いてない｣
ﾔｽ｢あ､前より奈名ちゃんの声聞こえるわ。はよ乗り！｣
私はﾔｽに言われるままに助手席に乗り込んだ。
ﾔｽ｢退院おめでとう。‥病院の前行ったらhydeさんと奥さんがおった‥なんかあったん？｣
｢別れちゃった｣
ﾔｽ｢え？誰と誰が？｣
｢私‥とhyde｣
ﾔｽ｢え‥嘘やん‥｣