虹(hyde×Ken夢)連載
□【虹】第二章
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その夜 私がベットで
勝手にKenちゃんとhydeを天秤にかけていたらw
携帯が鳴り出した!
「うわっ‥びっくりしたぁ」
ディスプレイにはhydeの表示
「もしー」
h「奈名なにしてんのー?」
「えっ‥別にぼーっとしてたw」
まさかKenちゃんとhydeを比べてたなんて言えるはずはなく‥
久々にhydeと愛を語ったり
他愛もない話をしたりした。
「私が日本で暮らすようになったら‥」
h「うん、いっぱい会えるな」
「‥会えるかなぁ‥なんかマスコミとか気にして余計に会えなくなるような‥」
h「せやから俺は!離婚するってゆーたやん」
「離婚は‥」
h「なんで?なんで離婚したらあかんの?俺は離婚して堂々と奈名と付き合いたいし奈名とずっと一緒におりたい!奈名は俺と一緒におりたないん?」
「‥いたいけど‥子供はどうすんの‥奥さんからhyde奪っても子供からはhyde奪いたくないよ‥」
h「なんやねんそれ!好きなら全部自分のものにしたくなるんちゃうんっ!奈名ってほんま何考えてるかわからんわ!」
「そんな怒鳴らないでよ!私は別にこのまんまでもいいって言ってるだけじゃない!hydeもその方が楽でしょ」
h「はあ?楽?楽ちゃうわアホ!てかお前って俺のことそこまで好きちゃうんちゃうか!」
「‥‥‥は?‥そうかもね!hydeなんかよりKenちゃんのが優しいしKenちゃんの方が‥」
h「あーそーですか!じゃあそのKenちゃんと付き合っとけボケ!」
‥‥切られた‥‥‥‥
―なんでこんなことに(・ω・`。)やっぱり離れてるから気持ちも伝わらないのかな―
そこへドアをノックする音
それまで気付かなかったけどドアは少し開いていた
K「奈名?入るで?」
「Kenちゃん‥」
Kenちゃんはベットに座り
私の頭を優しく撫でた
K「‥ごめんな?ちょっと奈名の声聞こえた」
「あぁ‥ドアちゃんと閉めてなかったみたい」
K「hydeと喧嘩したん?」
「喧嘩ってか‥怒られたの」
K「奈名が?ははっ」
「笑うなーぁ‥」
K「ごめんごめんwなにがあったん?」
私はKenちゃんにさっきの電話でのやりとりを話した
K「めっちゃhydeの気持ちわかるわー‥」
「えーhydeの味方?」
K「普通誰でもそうやろwなんで離婚したらあかんとかゆーん?子供のこと考えたんのは優しいけど、子供からしたら愛もくそもない仮面夫婦に育てられるんも辛いんちゃう」
「‥だって私んとこも親離婚して嫌だったよ?私にはGacktがいたから良かったけど‥hydeは有名人だしマスコミとかいろいろ言うでしょ?それ子供が見たら可哀想‥私のせいでそんな思いさせたくない」
K「そんなん綺麗事!」
「‥かもしれないね‥こんな事言ってもhydeと別れられずにいるんだから‥偽善だよね」
K「奈名‥」
K「奈名はほんまにhydeを好きなん?」
「うん、でも‥怖い。」
K「なにが怖いん?」
「あの人の人生を変えてしまうかもしれないこと‥私がこれ以上hydeを好きになること‥かな」
K「奈名は我慢してるん?」
「してるよいっぱい。もっと会いたいし本当は私だけのものにしたいし‥でも‥」
―なんでだろう‥Kenちゃんには話せる。素直に涙まで出てくる―
Kenちゃんは優しく優しくぎゅーってしてくれた
「Kenちゃんって暖かいね‥」
K「体でかいからな」
「関係ないでしょw」
私はKenちゃんを見上げて笑った。
Kenちゃんもニカーっと笑って
またぎゅーっと抱き締めてくれた。
―だめだ‥私Kenちゃんのこと‥―
「だめっ」
私はKenちゃんを押し退けた
Kenちゃんはちょっと驚いた顔で言った。
K「なにがだめなん?」
「あ‥‥ごめんいきなり」
K「びっくりしたわ‥どうしたん?」
「Kenちゃん優しいから‥あんまり優しいから‥」
K「ん?」
「甘えちゃう」
K「それだめちゃうやん、俺でいいんならいくらでも甘えて?」
「だっだめ」
―そんなかわいい顔で言わないで//―
K「なんでーよ?」
「‥なっちゃう‥」
K「え?」
俯いた私をKenちゃんは覗き込む
「‥好きになっちゃう‥Kenちゃんのこと!」
K「っ////」
Kenちゃんはカァっと赤くなって‥
そんなKenちゃんを見て私も恥ずかしくなって‥
「なっ//なーんてねっ///もっもう寝るからっKenちゃん部屋戻って///おやすみっ」
恥ずかしすぎてバサッと布団をかぶった
K「おっおやすみ///」
Kenちゃんはいそいそと部屋を出て行った。