獣の親子
□愛のムチ
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「ヘッ、もうへばったのかよ」
「だ…誰がへばるっスか…」
ジェクトとティーダは試合の為の厳しいメニューを行っていた。
ジェクトの指導によりティーダは既に体力が限界だった。
「休憩じゃねえんだぞ、ホラとっとと起きろ」
「く…」
こんのクソ親父…
聞こえないくらい小さな声で呟く。
「あ?何か言ったかよ」
「別…に…」
バタッ
もう体が限界だ。
ティーダはそのまま倒れ、うつ伏せ状態になってしまった。
「もう終わりか?つくづく甘ちゃんだなお前は」
ドカッとティーダの隣であぐらをかく。
「言っとくけどな、俺は若い時一度もグロッキーになった事ないぜ」