Dream白

□ある兄の日常
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『今日もいい天気だなぁ』



額に浮かんだ汗を汚れていない方の手で拭きながらゆきは一つ息を吐いた。

季節は春。たくさんの生き物が活動を始める季節。


そして今日は、春晴れの清々しい天気。時々頬を掠める風が気持ちよく畑を耕すには最適な日だ。


ゆきはご機嫌だった。









そう、“だった”のだ。








「ゆき兄ちゃーーーん!!」



別の畑を耕していたはずのゆきの妹、いつきが慌てて駆け寄ってくる。

ゆきは何事か、と首をかしげる。


「また、…またあいつら(武将たち)が来ただ!」










あぁ…また来たのか…。




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