花宮の幼なじみ!?

□7年後 
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「おい、涙。帰りか?」
後ろから聞こえてきた声。花宮真。中学野制服を身に纏い、通学カバンを肩にしょっている。
『あ、真。うん。今、帰りだよ。そっちは部活は?』

「今日は休みだ。てか、呼び捨てはやめろ」

『じゃあ、何て呼べばいいのさ』

「あ?・・そうだな・・・・・・・・」
少し考えた後、口を開く。

「真兄さんとか」

『え?!ひ、ひくわー』
と言ってバックした。

「あ?!なんだと、涙!」

花宮は涙の頭をたたいた。

『痛った!!何すんの!』

「うるせえ、バァカ、おら、早く行くぞ」
手を引っ張り、早く歩きだした。

『ちょ、引っ張らないでよ。』
涙の言葉を無視して言った。

「今週の土曜、照栄中で試合があんだ。見にこい」

『え?!試合?真、レギュラーになったの?』

「バァカ、違えよ、一年でレギュラーになれるわけねえだろが。土曜の試合は俺ら一年がメインで出してもらえるんだよ。」

『そうなんだ。分かった。見に行く!どこと試合なの?他校?』

「ああ、帝光中っていう結構有名な学校だ」

『帝光中・・・・』
涙はその言葉を繰り返した。‘黒子のバスケ‘で要となっている、あのキセキの世代がいる・・・・
今はまだいないけど・・・私が中学生になった時、彼らも・・・・。

「強いけど、負けるつもりはねえ。やるからには絶対勝つっ!」
花宮はそう言って笑った。

『うん。頑張ってね。』
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