感想&たまり場


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09/16(Tue) 12:36
その14




新「露天風呂は予約制のようなので、夕食後に予約しておきましたよ」
銀「混浴?」
新「男女別じゃボケェェェェェ!」
私「露天風呂ですかぁ。いいですね♪」
土「おい魅龍。部屋にいくぞ」
新「…結局カップル同士ですか」
神「2人っきりだからって変な気起こすんじゃねえヨ」
新「しないよ…」
…パタン。←戸が閉まる音
沖「じゃあお先に失礼しやす。…水無月、ほら部屋に着きやしたぜ」
…パタン。
銀「…多串君、よろしく」
土「…わかった。…てか多串君じゃねぇから」
…パタン。
久「それじゃあ私たちも、少し休みましょうか」
銀「…そうだな」
土)部屋ついたぞ〜
魅)あつい、、、
土)あれだけ食べればな、、、ほら水。
魅)ありがとう。
土)そういえばあついなら脱げばいいじゃねぇか。
魅)手だしてこねぇか?
土)///理性ぐらいは持っている!!てか、あついのに着物はねぇだろ。いつも長袖だしよ〜。
魅)プッ。くくく、、、あははは!!!
土)おい!!笑いすぎだろ!!
魅)あ〜わりぃ。腹いてぇ。嘘だってwwお前のことは信じてるからな!!ただ女として最低の肌だから、、ぬがねぇだけだ!!
土)脱いでみろよ。お前が万事屋の妹って時点で察しはついてる。
魅)はい?!
土)獣龍の夜叉燕の説。もう一つあるんだ。「攘夷四天王の義理の兄弟。だがその中に容姿が似ているものがいた。それは白夜叉。」ってな。いつも朝早く起きて洗面所で何かやっているようだが?
魅)ばれてたのかよ、、、いいのか?
土)あのなぁ。元だろお前も。もしお前を捕まえるんだったらお前の馬鹿な兄貴も捕まえてる。自分でバラしてるしな。それに自分のパートナー捕まえるほど鬼じゃねぇよ。おれは。
魅)はぁ〜。わかったよ。脱がねぇけどこっちは外す。
といってさっていく。そして戻ってきた魅龍の目は赤色だった。
土)カラコンだったのか 、、。そういえば一つ聞いていいか?お前の名前って。
魅)兄上と一緒で先生がつけてくれた。あぁ。言い忘れていたが、俺の国語力は小学生レベルで止まってるらしい。
土)は?!じゃ、名前の意味は?
魅)兄上は銀色のように輝く時を送ってほしい。で、おれは、魅力を持ち合わせた龍のように強く生きて欲しいと。兄上は9歳でひろわれ。おれはその3年ご4歳で拾われた。だが、その次のとしの春。夜桜をコタ兄と晋兄と辰兄と兄上と見てる時に先生は殺された。つまり俺らの家庭は育児放棄だったからもともと聞いたものしかいえねぇ。だから先生に教えてもらった言葉ぐらいだ。一年で大体覚えたが、まだ兄上達に少しずつ教えてもらってる。
土)そうか。
魅)あぁ。暗くなってしまったな。
土)いや、いい。でもお前は由来の通り生きてる。魅力があって強いじゃねぇか。
魅)////照れることは言わないで欲しい。
土)お前のパターンは大体わかったからな(ニヤリ)
魅)////十四郎のほうが魅力はある
土)///んなことねぇ。お前の方が
魅)いや、十四郎の方が、、
ーーーーーーーーーーーー
久「…銀さん、攘夷戦争に参加していらしたんですね」
銀「…!?」
久「フフッ、わかりますよ。魅龍さんの様子と、攘夷派の桂さんと仲が良さそうでしたし」
銀「?…『桂さん』?」
久「エリーさん…エリザベスさんはたまにうちの喫茶店にくるんですよ」
銀「エリザベス!?」
久「はい。それで以前一度だけ桂さんもいらして顔見知りに」
銀「あ…そう」
久「あとは感です!…白夜叉の容姿が銀さんと似ていたから」
銀「…ハァ、うん、そう…昔白夜叉なんて中二臭いあだ名で呼ばれてたのが、俺だ。…失望した?」
久「なぜですか?」
銀「沢山の、命を奪った。周りから、白夜叉なんて呼ばれるくらい、そんな化け物じみた俺…怖くないか?」
久「…何かの為に、戦ったんですよね?」
銀「…護りたかった、仲間を。…助けたかった、先生を…!」
久「先生?」
銀「…ガキの頃、『屍を喰らう鬼』と呼ばれてた俺を、救ってくれた恩人だ。…でも、助けられなかった。仲間も…護れなかった」
淡々と話す銀時を見て、久遠は切なさを思いながら銀時の頭を胸に抱いた。
銀「く、久遠!?む、胸…?」
銀時の頭に何かが落ちた。
銀「久遠…泣いてんのか?」
久「…胸の中が、もうぐちゃぐちゃで。…今、とても悔しい!小さい頃の銀さんのそばにいれたらって!…それから、先生に感謝したい、心から!銀さんを救ってくれてありがとうって…伝えたい!!」
銀「…久遠」
泣きじゃくる久遠の腕の中で、銀時はしばらくそのままでいた。
魅)なぁ。土方さん。
土)ん?どうした。
魅)俺、寝るのが怖い。
土)フッ。そこまで俺を甘く見てるのか?
魅)そういうわけじゃない。ただ、兄上と一緒で守るものは守るけど、仲間は傷つけたくないんだ。
土)なぁ。一つ聞いていいか。
魅)なんでも聞いていい。土方さんが聞きたいのは1つどころじゃないでしょ?大体みればわかるよ、、
土)監察隊の山崎の補佐やってるからか?
魅)お見通しってか。
土)おめぇもだろ?
魅)そうだな。で、質問は?
土)万事屋は「屍を喰らう鬼」と呼ばれていたらしいが魅龍は?
魅)俺は「窃盗して屍を産む鬼」だった。ものがなくていろんな店から物を盗んだからな。
土)松陽先生は寛政の大獄に暗殺されたんだよな?
魅)先生ってつけるんだな。暗殺じゃねぇよ。殺されたんだ。
土)前、呼び捨てにしたら睨まれたからな。殺されたとは?
魅)睨まれたか。俺らというか、俺と兄上が先生と綺麗に咲いた夜桜を見ていてな、ちょうどコタ兄達がきた時にぐさっとな。
土)寺子屋でか?!
魅)あぁ。だから、今日が似てるんだ、、、だから怖い。せっかく幸せそうにしてた兄上に怪我させてしまった。
土)気にしてねぇよ。乗り越えて欲しいんだよ。
魅)あぁ。努力はしてみる。まさか十四郎に切りかかってしまうとは思ってなかった。
土)お前なら克服できる。
魅)あぁ。絶対努力はする。あのシスコン兄貴達を安心させてやりてぇし。
土)そうだな。応援してる。
魅)ありがとう。
土「…(いつの久「…」
銀(…久遠の腕んなか…あったけえな)
久(…どうしよう。つい抱き締めてしまったけど、この状態はやばいんじゃ?…胸の小ささがバレちゃう!?じゃなくて!!…あ、髪がホワホワしてる♪て、そうでなく!!顔…あわせづらい!この状況恥ずかしい!でも、泣き顔見られるのはいたたまれない!ああでも…ああやっぱり…どうする!?どうすんの私!?どうすればいいのおぉぉぉ!)
ぎゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ!
銀「…!ぐお゛ん゛さ゛ん゛…ぐ、ぐる゛じい゛ぃ」
久「!!!?きゃああああぎぎ銀さぁん!?」


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09/16(Tue) 12:37
その15





その後、土下座の勢いで謝る久遠を必死なだめるという奇妙な攻防戦があったとかなかったとか。
沖「…水無月。目覚めるなり、なんつー落ち込み方してんですかィ」
水「……うるせぇ。…最悪だ。弱いとこ、見せたくなかったんだが…」
沖「何でですかィ」
水「何でって…それは…」
沖「俺では、アンタを支えきれやせんかィ」
水「…総、悟?」
沖「何で、一緒に背負わせてくれねェんですかィ。何で、俺を信じてくれねェんですかィ」
水「そっ…んなわけ、じゃ…」
沖「俺が離れると、まだ思ってんですかィ」
水「………」
沖「……どうしたら、分かってくれやすかねィ」

沖田の纏う空気が変わったその瞬間。
沖田は水無月を押し倒す。

水「お、おい…!?」
沖「無理矢理すれば、分かりやすか」
水「…っ総悟!! いい加減にしろ!! …ッ斬るぞ!!」
沖「……すいやせん。…くそっ。ガキ過ぎて嫌になりまさァ」
水「……私は、お前が好きだ」
沖「……は?」
水「聞け。でも私が好きだった母親や父親は…私のせいで、死んだんだ」

『母上、父上、わ、私が…っ』
『分かってるわ』
『分かってるさ』
『だって私達は──…』



水「…だから、私は、巻き込みたく、なくて…っ」
沖「すいやせん…すいや、せん。…二人で乗り越えやしょう。…実は俺は一目惚れでしてねィ」
水「…は!?」
沖「俺は狙った獲物は逃がしやすんぜ」
水「…ははっ! それは、覚悟決めないとな」
沖「えぇ。よろしくお願いしやす」
魅)なんか、、、久遠の声聞こえない?
土)なんか誤ってるみてぇだ。
魅)あぁ見えて。あの兄貴。過去話してる時の顔儚げでかわいいとヅラが言ってた。
土)じゃ、それを見て間違って締めたか?
魅)そこらへんだと思う。俺が寝た時兄上、櫛とれって言っただろ?
土)あぁ。てか、なぜ銃が入ってるんだ?
魅)あのシスコン兄貴達のおかげ。例えば、、、
と言って袖を探り取り出したのは櫛と銃と外した簪、そして旅行カバンから真紅の羽織と「然別湖」の木刀を取り出して並べる。
土)これがどうした?
魅)これ全部護身用だとか言ってもらった。
土)全部か?!
魅)そうだ。例えばこの櫛はヅラからでこうやって2、3回降ると、、
と言って魅龍は櫛を降る。シャランと言って鍵開けのピックやら小刀やらクナイの収納場所などが出てくる。
土)これは傑作だな。
魅)俺も一番使うな。でこの銃は辰兄がくれた。俺が殺すことをためらうから麻酔銃だけど、、
土)あの馬鹿なりに考えたというわけか。
魅)らしい。でこの木刀は兄上が。でも、ダメ何だよね。十四郎は兄上の見てるからわかると思うけど殺せるんだよこれ。
土)そうか、、で。これも通販かよ!!
魅)ククッ。そうだ。でこの羽織と簪は色を揃えて晋兄がくれた。簪はいざという時にはクナイがわりにもピックにもなる。羽織は女物なのに改造して懐も作ってくれた。
土)あの高杉がか?!
魅)あぁ。晋兄は本当は優しいから。。
土)...............。(なぜ、こんなにあの馬鹿どもに妬いてるんだ?俺は?)
魅)ククッ。顔に出てるよ〜でも妬いてくれてありがとう。
土)はっ!出てたか?
魅)ん。思いっきり。
土)そうか、、にしても、魅龍の喉で笑うその笑いかた。
魅)??
土)(可愛いじゃねぇか。小首かしげて!)高杉に似てるな。
魅)あぁ。兄上にも言われたが自覚はねぇ。
土)そうなのか。もう少しで夕食だな。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
新「わぁ〜凄い量の料理ですね!」
神「キャッホ〜イ!!おいしそアル!」
土「おい従業員、マヨネーズねぇか?」
沖「やめてくだせぇ土方さん。せっかくの海鮮料理をブタの残飯にする気ですか」
土「んだとコラ!」
久「はうわぁ!まさかのししゃも!?」
銀「ど、どうしたんだ?久遠」
沖「久遠さん、ししゃもが苦手で?」
久「はい!昔、給食の時に出て以来ダメでして…しかもこれ…イヤー!ここ子持ちぃ!!」
土「…どんだけイヤなんだよ」
久「…中の卵がなんともいえなくて、ご飯だったらまだいけたと思います。…その日の主食がパンで…!頼みの汁物も無く、あったのは牛乳のみ…我慢してそれで流し込んで…それが果てしなく不味かったんですっ…!!!」
全「…(そりゃ牛乳はないだろう)」
久「…あ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!」
銀「久遠…銀さんが食べてあげるから、よこなさい…」
新「…じゃ、じゃあ気を取り直していただきましょうか!」
全「い〜ただ〜きま〜す」
土)ほら、これ。持って来たぞ。
出されたのは枝豆が入ったサラダ。
それを見て銀さんは顔を引きつらせた。
それと同時に、、、
魅)と、と、十四郎!!えええええ枝豆ぇぇぇ!!
新)魅龍さんも苦手なのあったんですね。
銀)苦手というか、飽きたの通り越して嫌いになったんだけどな。
神)どういうことアルか?
魅)昔、寺子屋に通ってたころ、こ、、桂が枝豆の串を持ってきたんだ。で、その時は初めて食べたから「美味しい」と言ったんだが、、
銀)それで舞い上がっちまったヅラがな。
魅)兄上達もでしょーが!!
神)どういうことアルか?
魅)兄上と高杉が喧嘩して、飛ばしたんだ、その枝豆の上に青虫を、、、
と言ってブルブルと震えた。
銀)だからわりぃって!!
土)つまり、桂が舞い上がり毎日のように作り、そんな日が続いたある日、万事屋と高杉が青虫を飛ばしたんだな。
魅)そういうこと!!
土)しゃーねー。俺が食べる。
魅)だめーーー!!十四郎が食べたらダメ!
土)は?
魅)青虫みたいになるーー!!
銀)プクク。銀さんがちゃんと食べます〜
新)以外と魅龍さんって、、、
神)天然な言葉を発するネ。
銀)あいつ素だから。あんま子供とかいうなよ〜
神)あ。銀ちゃんが青虫みたいな枝豆を食べたネww
新)神楽ちゃん。それをいったらダメなんじゃ、、、
ーーーーーーーーーー


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09/16(Tue) 12:39
その16




水「………」
沖「水無月? 食わないんですかィ?」
銀「もしかしてぇ、水無月にも嫌いなモノがあったりして?」
水「くっ…ムカつく…ッ」
銀「お、図星? マジで?」
土「へぇ。お前にも苦手なモンがあったんだな」
新「何で鬼の首を取った、みたいな顔してんですか」
銀「だってさぁ。水無月、何だかんだで最強じゃね? 情報力は俺らの中では一番だろ? それに、刀なら分かんねぇけど」
土「他の武器の扱いでは勝てる気しねぇし」
神「銀ちゃんとマヨラーが認めてるネ…スゴいアル、ミナ姉」
沖「で? 水無月は何が苦手なんですかィ?」
水「……しいたけ、と…茄子…」
沖「ウマいじゃねェですかィ」
水「ウマいかもしれねぇけど、あの食感が駄目なんだよ!! あの、ぐに、っつー食感が!! 昔食卓に出てきた時、少しは食えって…食わされ…う…っ」
新「うわァァァ!! 思い出さなくて良いです!! 思い出さないで下さい!! 思い出し吐きされたら困りますから!!」
水「う…すまん。総悟、食ってくれ」
沖「まぁ、良いですけど。口移しで…」
水「神楽、食うか?」
神「キャッホーイ!! ありがとアル、ミナ姉!」
水「部屋でのこと反省しろ、馬鹿が」
沖「あり? 怒ってたんですかィ」
水「当たり前だ」
銀「何コソコソ話してんのかなぁ、お二人さん?」
水「何でもねぇよ。…ニヤニヤすんな、銀時」
銀「すいませぇん」
土「お前ら、嫌いなモンにマヨネーズかけてみ…」
土以外「却下で」
ーーーーーーーーーーー
みんなが却下した次の瞬間、
銀)魅龍!!ちょっと待ったーーー!!
銀さんがいつもとは思えないはっきりした声で叫んだ。
魅)なにが?
と、自分が嫌いな枝豆の上に黄色の物体がかかったものを食べようとしながら言った。
それを見て、珍しく沖田が声をかける。
沖)魅龍。それはやめた方がいいでs....
魅)ウップ......
が、遅かった。
新)ちょっとーーー!何教えこんでんだ!!あんたは!!
と、新八は慌て、
神)大丈夫アルか??
と背中をさすろうとした時、銀さんが、
銀)2人とも気にするな。
という。
銀&魅以外)それはないですよ!!
と反論するが、銀さんはさらっとかわし魅龍に声をかける。
銀)魅龍。いい加減にしないと銀さん怒るよ〜
という。
土)万事屋。こいつマヨじゃねぇ方だ。
と土方が口を挟む。
それに驚いて回りをみると、、、
そこにはオレンジジュースに似たオレンジカクテルが10杯くらいあった。
神楽は慌てて女子トイレに連れ込んだ。
銀)おいおい、、、なに人の妹に仕込んだ?
?)いや、別に。そこの栗色の方を救ってやっただけだ。
沖)どういうことですかぃ?
?)忘れたか?魅龍は酔うとなんでも言っちゃう子だろーが。
土)もしかしなくても、総悟と水無月のやり取りか?
沖)聞いてたんですかぃ?
土)聞こえたんだよ!!
?2)こいつらって案外、、、
?)面白いだろ?
?2)そうだな。ヅラ井コック。
?)ヅラ井じゃない。ヅラだ。あ、間違った。桂だ。
?2)おい!!名前言ってどうすんだ!!
土)こいつらってまさか、、、
銀)あぁ。ヅラと高杉だ。
土)てめーーーらーーー!!
と殴りかかろうとした瞬間紫が通った。
魅)こちゃ兄、、、しん兄、、、たちゅ兄は??
と魅龍が入ってきたことでギリギリでストップさせた。
桂)あいつなら今日は仕事だそうだ。
魅)、、、、ふ、、、、ぇ。あいたいよ〜。
と急に取り乱し泣き出す魅龍に銀さん達兄組はひっついてくる魅龍をどうしようか、迷い、
土方は睨みつけ、それを見てはがそうと試みるが余計泣き出し、ひっついてくるという奇妙な図ができた。
魅&土&兄組以外)なんでヅラが兄?
という声を聞いてみんなの動きが泊まり。
魅龍は沈んだ。あ。間違った寝た。
ーーーーーーーーーーーーーー
銀「…ちょ、魅龍!…ダメだ。完全に落ちてる」
桂「…まあ、今は寝かせておいたほうがよいだろう」
銀「魅龍のやつ…ため込むなよ」
静まり返った空気。
久「…銀さん」
桂「…しかし、そこに打破するKYがいた!」
新「…て!なに勝手にナレーションしてんだアンタは!!」
高「ヅラぁKYはおめぇだろぉ?」
桂「ヅラじゃない桂だ!」
銀「…え?ちょっと?なに、このデジャヴ感は」
神「銀ちゃ〜ん。久遠のそばに日本酒のボトルが一本転がっているネ」
高「あ、それおれんだ」
銀「ちょ低杉ぃぃ!おま、なに飲ましてんだぁ!」
高「そこの嬢ちゃんが一人寂しそうだったからよ。一杯すすめたらその後ラッパ飲みしてよ…おめぇの女ならちゃんと見とけよ?」
銀「てかそもそも久遠未成年!…うわっ」
久遠は銀時を押し倒し、銀時の上に馬乗りという形となった。
銀「…え、なにこの状況は!!」
久「魅龍、魅龍…私にも構ってください」
銀「い、いや…確かに気にしているけど、そりゃ魅龍は俺の妹だから」
久「…いくら妹だからって、嫉妬、しちゃいます」
銀時の顎を指で上げ、距離1cmまで顔を近づけた。
久「私以外の女の名前を口にするならその唇…私の唇で塞いじゃうぞ?」
銀「☆V∩仝▼゜←Д!?」
桂「…ああ、思い出したぞ。前にエリザベスから聞いたのだが…久遠殿は、酒の種類によって酔い方も多種多様だそうだ」


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09/16(Tue) 12:41
その17




銀)................。
沖)お?!旦那がかたまってまさぁ。でもって土方さんは、、、
桂)眉間にしわがよってるぞ。
高)ククッ。よりすぎだ、、
土)うるせぇ。
桂)ふっ。
高)ククッ。
沖)どうしたんですかぃ?
桂)いや、、なぁ。
高)あぁ、、だな。
沖)気になるじゃないですかぃ。
高)じゃ、代償が必要だな。
沖)しょうがないでさぁ。今回の旅行の間だけ見逃してやりまさぁ。
土)総悟!!
沖)たまにはいいじゃねぇですかぃ。
土)....今回だけだぞ。
桂)いや、ただ。
高)てめぇのその反応。
桂)昔の銀時にそっくりだ。
土)んだと!!
銀)おい!ヅラ!チビ杉!んなことねぇ!!
桂)ヅラじゃないといってるだろ!!桂だ!
高)おい!誰がチビ杉だ!
土)やるかテメェ!
銀)おう!!
新)まず、銀さんは久遠さんから抜けれないと説得力ありませんし。
神)マヨは魅龍に掴まれたままの足を抜かないと説得力ないアル。
高&桂)ククッ/ふっ。
ぎゃいぎゃい騒ぐ中、高杉は静かに食堂を出る。
それを水無月は目を細めて見た。

水「……。…うぇ。何か、しいたけとか茄子見てたらマジで吐き気してきた…厠行ってくる…」
新「え、大丈夫ですか?」
神「私ついて行った方が良いアルか、ミナ姉?」
水「ありがとう、神楽。でも大丈夫だ」



高「よぉ、水無月」
水「…ふん。真撰組がいる所に来るとは…お前は馬鹿か?」
高「真撰組なんぞ、恐れるまでもねェ。…栗毛の狗一匹と、恋仲になったらしいじゃねェか」
水「お前には関係ない、高杉」
高「ククッ…言うようになったなァ…天月家のお嬢様がよォ」
水「黙れ。お前に言われたかねぇよ、高杉家のお坊ちゃんが」
高「人ってのは変わるモンだな。テメェは何も知らねェ…本当にただのお嬢様、だったなァ。…高杉家と懇意にしていた天月家が、まさか『あんな』潰れ方をするたァ…ククッ。変わらざるを得なかったか、水無月」
水「…揺さぶりに来たのか? なら残念だったな。私はもう全て受け入れている。あれは全部、私が悪い。ただ、それだけだ」
高「ククッ…いいオンナになったじゃねェか。どうだ、鬼兵隊入らねェか」
水「私はどこにも属さねぇ。信頼出来る人間なら誰だろうが情報を売る。お前の情報も幕府に売られるかもしれねぇことを忘れるな」
高「ククッ。おっかないねェ。…じゃあ、今の内に恩でも売っておくとするか」
水「…何だと?」
高「…テメェが捜してるヤツの居場所を鬼兵隊が突き止めた」
水「ッ!! …何が、目的だ」
高「言っただろ? 恩を売るって、なァ。…どうやら思わぬ所で、意趣返しが出来たらしいがなァ」
水「は? …って、総悟!?」
沖「どうも。チャイナが心配してやすぜィ。厠から戻って来ないってねィ。旦那が大便じゃね、っつってましたが」
水「な!? ぎ…銀時ィィィィィィ!!」
銀「え、何…うおォォ!! 待て、久遠もいるって!」
水「女を盾にするたぁ、良い度胸じゃねぇか! お前が大便だの何だのと下品なこと言うから…〜〜」

高「ククッ…そんな睨むなよ、ワンコロ」
沖「……水無月に手ェ出したら……覚悟しろィ。テメェら捕まえねェのは、女共のおかげだっつーこと忘れんなよ…高杉」
高「可愛い牽制だねェ。安心しな。ただ昔『イロイロ』あっただけさ」
沖「…チッ」
土)おい、、、万事屋。女に大便はねぇだろ。
といいつつも目が泳いでいる。
沖)あれ。。土方さん〜嘘は行けませんぜぃ。
銀)お前言ったことあるのか、、
桂)そのあとになんか聞こえなかったか?
土)...........。
なにかを思い出したように固まる
沖)すっごい怒鳴り声となんかが壁に当たる音でしたねぃ。
高&桂)................ご愁傷、さ、ま、、、。
とブルブルと震えている。
土)お前らもあるのか?
高&桂)あぁ。魅龍は勉強並みで運動は好きな癖にまるっきりダメ、、で。礼儀作法について習い始めてな。ある人に習ったことをそのまま俺たちに教え込めっていわれたらしく、、、
土)(ある人は吉田松陽か。)なぜ万事屋がいなかった。
桂)ちょうどそのある人が。
高)買い物を頼んだんだ!
銀)あー。あん時な、、、ってどんだけスパルタなんだ!!
高)あとから聞いたらちょっと意味がちげぇんだ。
桂)あぁ。あいつ終わったあと泣かなかったか?
土)そういえば.....泣いた。
銀)ってことは、、、
桂)そうだ。
高)あいつの中での語群が少なくて上手く伝えれなかった。
桂)そんな自分に腹立って癇癪を起こしたらしい。
銀)そういうことか。土方くんは、、、、んと、、
土)本人からすべて聞いたから気にするな。
銀)そうか。語群が少ないことも自分で言ったか。
土)あぁ。おめぇらのシスコンぷりもな。
銀&桂&高)は?!!!!
土)あの護身用のあれはなんだ!!
銀&桂&高)それは、、、心配なだけだ!!
土)ふっ。それじゃ。いろいろと今度教えてほしい。
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09/16(Tue) 12:42
その18




高「…そういや銀時、さっきまで引っ付いてたおめぇの女はどうした」
銀「…あり?久遠?」
桂「ああ、それなら先ほどリーダーが引きずっていたぞ?」
銀「あ?なんで神楽が」
沖「旦那、久遠さんがなんか落ち込んでいやすぜ?」
土「…ほら、さっといってやれ」
久遠のそばへいくと…。
銀「…久遠、さん?」
久「…」
ダークサイドの淵に佇んだような、そんな雰囲気を醸し出していた。
新「久遠さんに水を飲ませたんですけど…」
神「酔いがさめたらこうなったネ」
銀「ど、どうしたのかなぁ〜久遠?」
久「………スミマセン」
銀「…はい?」
久「…まさか、酔うとああなるなんて…スミマセン」
銀「あ、ああ〜…まあ、あれは」
久「スミマセン、スミマセン…穴があったら入りたい」
神「ホアチャアァァァ!」
ドガァン
神「ほら、穴つくったアル」
新「ちょっなにしちゃってんのぉぉぉ!」
久「あ、スミマセン」
新「そしてアンタはなに入ろうとしてんのぉぉぉ!」
銀「久遠!大丈夫だから!銀さん気にしてないから!」
久「…気にして…ないんですか…」
銀「じゃなくて!!…そりゃ、彼女にあんな事されたら…キュンとしましたけど?…俺は!押し倒されるより押し倒したい!!」
全(うわ〜)
久「(ドキッ)銀さん…」
赤くなる久遠。
全(えぇぇぇ!)
桂)そういえば、土方殿。足のおもりがとれているが、、
土)ん?本当だ!
銀)あれ?その重りは?
新)あんたら自分の妹を何という呼びかたしてるんですか?!
土)重りだろ。
新)いやいや、あんたが一番言ったらいけないとおもうんですが??
神)起きたネ。向こうで沈んでるネ。
魅)..................くそっ!
という言葉とともに前にあった壁に穴があいた。
新)どうしたんですか?
神)私にもわからないネ。さっきからずっとこうアル。
高)相変わらずだな。
魅)うるさいっ!
高)なぁ。何が悪いんだぁ。
魅)??
高)女が泣くことに罪もねぇ。
魅)あ”ぁ?
銀)ちょっと!!魅龍キレてるって!!
高)いいんだ。泣いても。
魅)そうかな、、、
銀)いや。あの〜
高)あぁ。当たり前だ。
魅)ん。でもやっぱりすぐには無理だとおもう。
高)少しずつでいいからな。
銀)スルーですか?このヤロー
魅&高)うるせぇな。甘党。
銀)なんだと低杉ぃぃぃ!!
高)誰が低杉だぁ!
新)お前らここ旅館だぁぁぁぁ!!てか魅龍さんが甘党いったらダメでしょぉぉぉ!!
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
魅)あ。ぎゃああああ!!
土)どうした!!!
銀)うぁぁぁぁぁぁ!!
新)銀さん??
神)どうしたアルか?!
桂)深く考えない方がいいぞ。
高)あぁ。変な心配しないほうがいい。
新&神&土&沖)????
魅&銀)甘味食べ忘れたぁぁぁァァァァ!!
新)そっちかぁぁぁァァァァ!!
土)しゃぁねぇ。魅龍。俺買ってきてやるから。部屋でまってろ。
魅)いや。土方さんが作って!!
土)............。
銀)怖い、、、
土)んだとゴルぁ!
銀)いや。マヨネーズが。。
土)...........。
魅)とおしろう〜ダメ〜
土)お前のレシピみせろよ!!
魅)うん!!
銀)なんか自分の妹が怖くなってきた!!
新)じゃ、それぞれの部屋に移動しましょ〜
神)それから露天風呂ネ!!
魅)クククッ。いいやつを連れてきてやったぞ。兄上の野望がかなえられる。
銀)!!混浴!!
新)何考えてんのぉぉ!この兄妹ィィィ!!
高&桂)きにするな。昔からだ。魅龍は見かけによらず変態だ。
新)そこハモっていうとこじゃねぇぇぇ!!
ずっどぉぉぉんんん
坂)よぉ金時〜
銀)金じゃねぇぇ!!銀だぁぁぁ!!
魅)兄上。今日は我慢してくれ。辰兄に手伝ってもらったんだ。
銀)うっ。ありがとな!!
沖)まぁ、混浴は嬉しいんですけどねぃ。俺と旦那はいいでさぁ。相手が相手ですからねぃ。土方さんと魅龍は別々になりそうですねぃ。
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久「温泉ですね〜♪露天風呂ですね〜♪」
銀「嬉しそうだな」
久「はい!温泉、しかも友達同士って初めてで楽しみです♪」
銀「そうか…で久遠、それなんだ?」
久遠の手にはいつの間にかお盆が、その上には湯のみが乗っていた。
久「温泉まで少し時間があったのでお茶を淹れました…どうぞ」
銀「あ、ああ…わりぃな」
戸惑いながら受け取ると、ほのかな香りがたった。
銀「この香り…桜?」
久「はい。桜の葉が入った緑茶です…どうでしょうか?」
銀「ああ…うまい。なんか、ホッとすんな」
久「よかったぁ…本当は、花見の時に淹れよう思ったんですけど…その、一番に飲んでほしくて…銀さんに…私の、お茶を」
銀「…あんがとよ」
神)そういえば魅龍もなんであのマヨが好きアルか?
魅)うーーーん。あの切れ長な目とか仕事熱心なとこ。恋人になったら一途になってくれるとこ。無愛想でかわいいとこ。あとは自分がヘタレても真選組を守ろうとしたとこかな〜
神)それ誰から聞いたアルか?
魅)近藤さん。あの日ね。俺依頼見たいので京の方に行ってたの。
神)そうだったアルか。
魅)うん!あ。そうそう、十四郎っていじり甲斐があるんだよね〜
神)魅龍ってドSネ
魅)当たり前じゃん!誰の妹だと?
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