03/27の日記
17:07
事件と後悔
---------------
学祭前から、本当は不安だった。
先生の様子がおかしいことも
気づいていたのに、気づかなかった
どうしても目立つのは、人気があるのは、頼りにされるのは、明るくて
冗談や下ネタ言って皆を笑わせる
伊澤先生の方だった。
近藤先生は頼りなくて、男らしくなくて、しっかりしてない、冷めてる
そんな風に皆が言ってることを
先生は感じ取っていたんだよね。
自分しか先生の味方はいなかったのに、理解者はいなかったのに
でもお好み焼き屋の利益のことで
自分以外の生徒会メンバーが怒って
先生のことを傷つけて、責める形に
自分は先生のやり方に賛否両論だったけど、先生が悪く言われることは
止めるべきだった、庇うべきだった
守るべきだった、自分だけは。
でも何もできない所か、一緒になって、先生の悪口言ったんだ。
逃げたんだ、自分が先生を庇う形で
余計に揉めたらって怖くて、自分には何の力がなかったから。
それでも最低で、最悪なことをした
その日から先生の目をまっすぐ
見ることができなくなった。
今でも忘れられない後悔です。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
16:46
幸せ過ぎた日々
---------------
学祭でクラスでお好み焼き屋をやることに決まって、準備とかは生徒会の自分たちがやることになった。
複雑だったのは学祭責任者が伊澤で
会議とかで一緒になることだった。
それでも隣で一生懸命に話をする
近藤先生しか目に入らなかった。
先生との初めての学祭、成功させて
楽しい思い出にしたかった。
なると思ってたのに。
買い出しで先生の車の助手席に乗って、心臓が飛び出しそうだった。
放課後遅くまで教室に残ったり。
準備で重たいものを運ぶときに
手が触れてるのに、ずっと大丈夫?
って離してくれなかったこととか。
二人きりでお玉を探しに実習室行ったり、氷を取りに行ったり。
思えばあれが最大のチャンスだったのに、怖くて告白なんてできなくて
いい生徒でいたいと思ってたのに。
先生と笑い合っていたかったのに。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
16:34
気持ちの変化
---------------
2学期くらいから、近藤先生のこと気になって仕方なくて、ドキドキ
して、上手く話せなくなった。
でも伊澤先生に会ったら嬉しいし
ドキドキするし、冷めたわけじゃ
ない。
けど、もう10月には完全に逆転した
近藤先生といるときの方が、素の
自分でいられたんだと思う。
歳が近い分、目線も近かった。
近藤先生は真面目で冗談も下ネタも
あまり言わないし、女嫌いだけど
すごく優しくて、思いやりがあって
たまに見せる笑顔に癒されてた。
あの頃は本当に子供だったんだ。
本当にバカで愚かだった。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
16:24
先生の授業
---------------
2年からは文系で数学がなかったので、かなり嬉しかった!
世界史は思ってた以上に、伊澤先生の授業は楽しくて、分かりやすくて
勉強するのも楽しくて、先生オススメの歴史映画借りまくったり
ノートは他のよりも丁寧でしっかり
まとめてたので、テスト前はみんな
にコピー頼まれてた。
一番得意な科目だったんだけども、
なぜか生物の方が成績よかった。
近藤先生の授業も丁寧で優しくて
分かりやすいんだけど、生物そんなに頑張らなかったのになぁ。
担任だし、判定甘かったのかも。
伊澤先生は必ず難しい問題出すし
範囲広すぎだったし。
でもいつの間にか生物の授業も
楽しみになってた。
いつから好きになってたんだろう。
目が合って、反らして、また合って
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
16:12
13年前の春
---------------
始業式、かなりのサプライズ!
非常勤だった化学の先生こと
近藤先生が常勤になって、担任に!
普通に気に入ってたので、楽しみで
楽しい一年になればいいなって
思ってた。
終わって友達と校庭ベンチでまったりしてたら、伊澤先生が通って
担任にはなれなかったけど、授業には行くから!嬉しいだろ!?
って、もう満面の笑みで言われて
ノックアウトでした。
しかも桜の花びらが散ってて、先生が綺麗だなって笑ってたけど
素敵なのは、あなただって思った。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
10:06
近いけど遠い
---------------
生徒会のおかげで、かなり伊澤先生と絡んで、一年目は過ぎていった。
雑用でも何でも必ず自分を呼んで
くれた先生。
名字呼び捨てで呼ばれるのがすごく
嬉しかった。名前は二回だけ、
呼ばれたけど、恥ずかしくて。
でも先生は近づいたと思ったら
遠くなって、やっぱり教師と生徒
なんだ、壁があるんだって思った。
それでも幸せな一年をありがとう。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]