桜恋唄 番外編 〜その壱〜
□仮の姿
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「そりゃどう言う意味だ?」
怪訝そうな顔を見せると、ほたるは、良いの良いの気にしない!と、もう一度笑顔を見せる。
ま、それもそうだな。
あんまり細かい事気にしてもしょうがねえか。
前に向き直って歩き出したほたるの背中を見つめる。
……けどよ、お前だって、隠し切れちゃいねえぜ?
ほたるが踏み出す度に、高く結われた髪がゆらゆらと揺れた。
────お前が、どんなに男の格好をしていようと……な。
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⇒ 桜恋唄 第三話
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