桜恋唄 〜その壱〜
□第六話
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「我が名は風間千景。……貴様の名、覚えておいてやろう。────次に会った時は、容赦はせん」
言うなり彼はくるりと体を反転させ、歩き出す。
『待て!逃げる気かっ……』
走り出そうとした俺を、後ろから呼び止める声があった。
それに振り返れば、味方の隊士達が次々とやってくる。
だが────。
再び顔を正面に戻した時、彼の姿はもう何処にもなかった。
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