こんな世界の中で
□Mort
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ゴッドイーターの前に出るにはビーストやドラムじゃ大きすぎるから
「テン宜しく」
比較的、小さい種類のザイゴートにしか頼めない
だからテンに頼んだ。
テンは、高い声ででも、と気乗りがしないようだ。
それでも、私の願いを叶えてくれた。
そして、ビーストとドラムは
私を見て遺言のようにいった
『俺、殺されるならイブキがよかったな・・。』
言っている意味がわからなかった。
でも、それは叶わずテンは猛スピードで飛ぶ
私は、泣く
テンも啼いていた
ビーストもドラムも
みんなみんな
ナイテイタ
どういうこと？？
それじゃ
まるで
コレカラシニニイクミタイジャナイ
私はしっかりとみとどけた。
父フレアと母ノヴァの最後を
最後の瞬間
父と母は私にこういった
『ゴッドイーターになりなさい。
私たちはイブキみたいな人に殺されたいわ
赤の他人に殺されるなんてまっぴらよ』
そして
『強く・・・。強く生きなさい』
そう言い残して両親は死んだ。
暑くて暑くて仕方のない、真夏の日。
私の誕生日の2日前に両親は死んだ。